お家で簡単に出来るお手入れ教えます!
ペットと一緒に生活していると、日々何かとお金がかかりがちです💦
例えば、
●食費
●病院代
●ワクチン接種
など、ペットに関する支出は沢山あると思います💦
特に最近ではペットを室内で飼育する方も多く、ペットの立場も家族の一員(コンパニオンアニマル)として認識されていますが、一緒に生活しているとペットの臭いや汚れ、毛のボサボサが気になって仕方ない!ということありますよね?
そんな中で、今回は意外と費用が掛かりがちなペットのトリミング(シャンプー)料金を節約する方法をご紹介いたします(*^-^*)
ペットといえど家族の一員としてある程度費用がかかることは仕方ないと思いますが、もしも節約出来たら『貯金に回したり』『好きな物を買ったり』『美味しいものを食べたり』と出来ちゃいますよね!
今回はトリミング料金を節約する方法②として
ついて解説しますので、既にペットを飼育している方にオススメの内容になっています!
まだペットを飼っていない方や、これから新たにペットを飼うよという方は
お手入れが簡単な犬種について記事を書いていますので、
コチラの記事を参考にしてみてもいいかなと思います(*^-^*)
では、お手入れの重要性について解説していきましょう!
ペットのお手入れをするメリット
ペットを飼い始めると、
ペットのお手入れをしましょう!
と言われることありますよね?
私もご来店された飼い主さんに良く言っています(笑)
では、何でお手入れしないといけないのでしょうか?
自分たちでペットのお手入れをするメリットとしては以下の4つがあげられます。
【お手入れをするメリット】
①トリミング料金が安くなる!?
②キレイな状態を保てる
③健康チェックができる
④ペットとのコミュニケーション
では、それぞれのメリットについて詳しく見てみましょう!
①トリミング料金が安くなる!?
では、最初に挙げられるメリットの1つ目は『トリミング料金が安くなる!?』です。
何でお手入れすると安くなるの?
という疑問を持つ方も多いと思います。
まずトリミング料金が掛かる理由は、人件費や手間賃を含んだ金額で構成されています。
実際にトリミングをお願いした時に、『毛玉・もつれ』で追加料金を取られたことがある方も少なくないと思います💦
この毛玉料金は、私たちトリマーもプロとはいえ『毛玉・もつれ』をブラシで取るのはかなり重労働で、大きな犬種の場合は毛玉を取るのに数時間かかることもあります💦
(私も最大で4時間くらい毛玉を取るためにブラシをかけたことがあります)
こうした手間賃は人件費に当たるので、どうしても追加料金が掛かってしまうわけです。
つまりお家でお手入れをして、毛玉やもつれ、抜け毛をお手入れしておけば追加料金を取られるリスクがかなり下がることになります。
でも、お手入れのやり方が分からないわ💦
という方の為に、お手入れの方法と道具について解説していきます!
(1)ブラッシング
まずお家でも簡単にできるお手入れの代表ともいえるのが、コチラのブラッシングですね!
ブラッシングは必要な道具も安価で手に入りますし、比較的簡単に行えます。
まず必要な道具ですが
の二つは必須アイテムになります。
この二つは私たちトリマーが、お客様からペットを施術する際に絶対に使用する道具でもあります!
道具の使い方や紹介は以前の記事でも紹介しているので、良ければそちらもご覧ください。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは便利な反面、使い方に少しコツがいるのでまずは道具の使い方について解説していきます。
このスリッカーブラシは全身のもつれや毛玉をとったり、抜け毛を取り除いたり、全身の毛を整える時に使用します。
道具の使い方の所でも触れましたが、力加減が大切な道具ですので持ち方にコツがいります。
【スリッカーの正しい持ち方】
正しい持ち方は↑の写真のような持ち方になります。
【使い方の特徴】
●親湯と人差し指でつまむように持つ
●毛に対して引くようにブラシをかける
⇒熊手を使うような感じ
●力をあまり入れないで、被毛をかき分けるイメージ
では、逆に間違った使い方についても見てみましょう。
【間違った持ち方】
間違った持ち方が↑の様になります。
上の例は、実際にケガや事故が起こりがちな間違った使い方になります。
上のような使い方をすると、スリッカーブラシのピンが折れてしまったり、ペットのケガにもつながるので絶対に上のような使い方は辞めましょう!
特に心がけて欲しいコツは以下の2つですね。
●熊手の様に常に引くようにブラシをかける
●力が入らない様に、親指と人差し指でつまむように持つ
おススメのスリッカーブラシは、
この道具は私も普段から仕事や、自分の愛犬のお手入れに使用している道具なのでおススメです!
ブラシの先端が怖い方や、使い方に自信がない方はコチラから慣れるといいかもです。
ステンレスコーム
では、次はコーム(櫛)の使い方ですね。
コームは全身のもつれをとったり、全身の整毛を行う道具ですね。
このアイテムの優秀なところは、圧倒的な使い勝手の良さがあげられます!
例えば、前に挙げた『スリッカーブラシ』の場合
ピンが尖っているので、力加減やブラシの使い方にコツが必要ですが、
『コーム』の場合は、基本的に櫛としての役割になるので圧倒的に使いやすいです!
ペットの方も嫌がることが少ないので、こまめにお手入れするにも向いています。
またスリッカーを掛けた後に毛玉のチェックにも使えるので、「もつれ取り」「抜け毛のチェック」「整毛」という様々な活躍が可能なアイテムです。
人間用のプラスチック製の場合だと、ペットに使用している時に折れてしまったりと思いがけないトラブルにつながる場合があるので、ステンレス製のコームがおススメです(*^-^*)
ステンレスほど頑丈ではないですが、軽量で使いやすいのはアルミ製のコームです。
とりあえずお試しでやってみる場合にはコチラの方が安価で良いかもしれないですね。
(2)爪切り・足裏のカット
ブラッシングよりも難易度は上がりますが、これが出来るとトリミングショップに通う頻度が下がるのが爪切りですね!
ペットの爪は伸びてくると先端が尖ってくるので、抱っこする時にチクチクしたり、ペット自身も歩き難そうにすることがあるので大切なお手入れです。
今回はトリミング料金を安くするという観点でご紹介してはいますが、難易度は高めになりますので、自信がない場合は無理をせずトリマーさんや、動物病院で切ってもらうようにしましょう(*^-^*)
爪切り
こちらはペット専用の爪切りですね。
ペットの爪は丸く伸びるので、この様な特殊な形の爪切りを使用します。
他にはハサミの様な形の爪切りもありますが、
今回は一般的に使用している「ギロチン式」の紹介です。
見た目は不思議に見えると思いますし、名前は物騒だったりしますが、とても優秀なアイテムなんです!
ハサミ式よりも安定していてブレずに切れる点や、爪の長さを見ながら切れる点は大変使いやすくて、本当によくできているアイテムです。
切れ味が悪いと爪の神経を圧迫して痛がったり、断面がボサボサになってしまうので、必ず切れ味の良いものを使ってあげましょう!
個人的に様々な爪切りを使ってきた中でおススメは
という商品が切れ味が良く、耐久力もあってオススメなので
もしお家で爪切りをやってみたい方はこちらがおススメです!(*^-^*)
もしもの時に備えて『止血剤』
また合わせてオススメなのが、
という止血剤がおススメです!
これは爪切りの際に、深爪で切りすぎて出血した時などに使用する止血剤になります。
止血剤が無い場合だと、なかなか出血が止まらずに、アチコチを血まみれにしてしまうことがありますが、こちらの商品を出血個所に塗布することで応急処置が可能となります。
中には↓の様に黄色い粉が入っています。
この黄色い粉を出血個所に塗布することで止血が可能です。
しかし、あまりに深く切りすぎた場合は出血量が多くて、止血剤が効きにくいことがあるので
怪我をさせるのが怖い時は
なるべく動物病院や、トリマーさんにお願いするといいですね(*^-^*)
足裏のカット
犬や猫の肉球は、足にかかる負担を軽減する効果の他に、滑り止めとしての役割もあります。
例えば、足裏の毛が伸びきっている状態だとお家の中のフローリングの上を滑ってけがをしてしまうことも十分に考えられます。
こうしたトラブルを回避するためにも、お家で足裏の毛をカット出来るようになると、トリミングに出す頻度を減らしたり、ケガの防止に役立ちます。
足裏の毛のカットはハサミでも出来ますが、ペットが動いたりしてやり難かったり、技術が必要だったりしますので、小さい『ミニバリカン』を用意してあげるといいと思います。
今回おススメするのは、
という商品です。
型式:ER803PP-A
このペットクラブの良い所は、バリカンとしては安価であるにもかかわらず
・コードレス(単三電池2本)
・切れ味が良い
・軽量
というところが挙げられます。
長さの調整は出来なくて1mmの刈り高となりますが、肉球周りの毛をカットするにはおススメの長さになります。
長期間使用して、切れ味が悪くなってきた時は替刃に交換してあげると切れ味が戻りますので、その時はコチラの替刃に交換してあげましょう。
フローリングを良く滑っていたり、室内を走り回る子には特に重要なので良かったらチャレンジしてみましょう!
(3)肛門腺絞り
肛門腺もお家で簡単にできるので、ぜひ実践して欲しいお手入れの一つですね。
肛門腺って聞いたことないよ!
という方もいると思いますので一応説明すると、
犬や猫の場合、肛門の横に「肛門嚢」と呼ばれる袋状の器官があって、その器官の中に分泌液が保有されています。
この分泌液は、本来排泄をした際に一緒に排出して、自分の臭いをマーキングする役割を持っています。
この液体を「肛門嚢液」や「肛門腺液」と呼ぶのですが、茶色っぽい色をして独特な臭い(悪臭)があり、この液体をちゃんとお手入れしないで放置してしまうと、ふとしたきっかけで溢れてきて部屋を汚してしまったり、分泌液が溜まりすぎて肛門嚢が炎症を起こすということがあります。
この肛門腺をお手入れする際に必要になるのは、
お手入れの頻度としては月に一回くらいを目安にするといいと思います。
【肛門腺の絞り方のコツ】
1.尻尾を上にあげる
2.肛門の両脇のふくらみを確認する
3.ウェットティッシュをお尻にあてながら、ふくらみを指で挟む
以上の3つを心がけると肛門腺を絞れると思います。
少しコツがいるので、すぐには出ないかもしれませんが何回かチャレンジしていると出せるようになると思います。
肛門腺を絞ると、独特な臭いが残るので臭いが気になる場合は、ウェットティッシュや濡らしたティッシュやコットンで拭いてあげるとかなり緩和されます。
なかなか出なかったり、臭いが心配な場合はトリマーさんや動物病院でお願いしましょう。
②キレイな状態を保てる
お手入れをするメリットの2つ目は、『キレイな状態を保てる』ということですね✨
皆さんがトリミングをお願いするきっかけとして多いのが、
・被毛が伸びた時
・爪や足裏の毛が伸びた時
・体臭や身体の汚れが気になった時
などが理由として挙げられると思います。
被毛に関しては、自宅では難しいのでトリマーさんにお願いすることになると思いますが、短めにカットをしてあげると伸びるまでに時間がかかるので次のトリミングまでの期間を少しゆっくりにすることが可能です。
爪切りや足裏の毛に関しては、お手入れの所で説明した通りに実践できればトリミング頻度を下げることが可能です。
お手入れのブラッシングは被毛のお手入れと、身体の汚れを落とす効果もあるのでこまめにブラシをしてあげると、身体が汚れにくく・体臭も軽減できます。
もし今飼っている子が短毛の場合なら、シャンプータオルで拭いてあげるとより効果的です!
コチラのジョンポールのウェットシートであれば、マイクロファイバーシートになっているので、身体の汚れや臭いをしっかり吸着してくれます。
また、配合されているオレンジオイルで香りも爽やかに仕上がります。
もしプードルやシーズーの様に、長毛の場合はシャンプータオルで拭いた後にドライヤーをあてながらスリッカーで被毛を伸ばしてあげると毛玉の防止にもなります。
お手入れを簡単に済ませたい場合や、高齢のペットに特にオススメなのでぜひ試してみてください♪
③健康チェックができる
ペットのお手入れをするメリットの3つ目は、『健康チェック』が出来るです!
ペットは体中を被毛で覆われているので、皮膚の状態を視認することが難しいです。
またペットの体調の良し悪しについても観察力が良くないと分かり難かったりします。
ペットのお手入れをする際は、ペットの身体を隅々まで触る事にもなるので、ペットのお手入れをすることで
・身体のフケが多い
・皮膚が炎症を起こしている
・脱毛を起こしている
・体温が高い
などの体調不良を見つけることも可能です。
実際にトリマーさんの中には、ペットの腫瘍を見つけたおかげで早めに治療出来て助かったという報告も沢山あります。
最初は分からなくても、お手入れを続けていく内にペットの体調不良は分かるようになりますので、お手入れする際は体調のチェックも一緒にやってあげましょう(*^-^*)
④ペットとのコミュニケーション
お手入れをするメリットの4つ目は『ペットとのコミュニケーション』としての役割についてです。
いざお家でお手入れをしようと思っても、最初の頃は飼い主さんも慣れていないので、ペットが嫌がったり、動いたりして中々上手くいかないことの方が多いと思います。
しかし、それでもおやつをあげたり、お手入れの方法を工夫してやってあげるとペットの方もお手入れされるのが少しずつ上手になっていきます。
こうして身体に触られることに慣れてくると、いざ異常が見つかって治療をする時に大人しくしてくれたり、普段の健康チェックもしやくなります。
飼い主さんと一緒にいられる時間は、ペットにとってとても大切な時間になります。
こうしたお手入れの時間もペットとの大切な時間なんだと思ってもらいながら、お手入れしてもらえたら嬉しいですね♪
X(Twitter)やInstagramでもブログの更新のお知らせや、情報発信をしていますので良ければフォローやリポストしてもらえたら嬉しいです♪(*‘ω‘ *)
コメント