我が家の愛犬は両目が見えません

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我が家の犬は両目が見えません

どうも現役プロトリマー10年以上のHug店長です(*^-^*)

今回は雑談として、現在私が飼っている犬の中で一番高齢なワンちゃんについて話していこうと思います。

まずタイトルでビックリされたかもしれませんが、タイトル通り今回お話しする子は両目が見えなくなってしまいました💦

 

どうして見えなくなったの?

 

今はどうやって過ごしているの?

 

など様々な疑問もあると思いますが、順番に経緯についてお話していきますので、高齢犬の可愛さ💛を共感して頂いたり、楽しんでもらえたら嬉しいです(^^♪

 

今回は雑談としての話ですが、

●高齢犬を飼っている方

●高齢になったらどうすればいいか不安

という方の参考になれば幸いです。

 

1.人生で初めての室内犬

今回ご紹介するワンちゃんは、MIX(雑種)の「モカ」と言います。

名前の由来は、私がコーヒーを毎日飲むほど好きなので、コーヒーの種類の一つから名前を付けました。

正確な誕生日などは分かりませんが、家にやってきたのは2008年9月3日ですので、2022年の現在で、少なく見積もっても13歳以上になりますね(*^-^*)

 

家に来た当時は本当に小さくて、両手に収まるほど小さい子でした♪

家に来て間もない頃

 

当時の私はちょうど専門学校でトリミングの勉強をしている学生で、人生で初めての室内犬になりました。

 

今までも犬は飼っていて、幼い頃から犬がいなかったことが無いくらいずっと飼育しているのですが、私が住んでいる場所が田舎町なので外で飼う家庭が多く、それまで室内で犬を飼うという発想すらないくらいでした💦

 

ですので、人生で初めて室内で犬を飼うきっかけになったので、その子が家に来なかったらトリマーとして働いていなかったかもしれないですね(;^ω^)

 

◆保健所から譲渡されてきた

●モカは犬種として、何と何のMIXなのか?

●誕生日はいつなのか?

など何一つ分かりません!

 

それは、モカが保健所から譲渡された犬だからです。

 

モカは4匹の兄弟で一緒に捨てられたらしく、兄弟は白・茶・黒など色はバラバラでしたが仲良く一緒に保健所で飼育されていたようです。

 

私は学校に行っていたので、受け取りの時には同行できませんでしたが、私の母と祖母が一緒に保健所に行って、

「これからトリマーとして勉強する私の勉強になるだろう!」

という理由と

 

1988年(昭和63年)に我が家で生まれた犬が、2006年の1月に亡くなってしまったこともあり、

「前は家で生まれた子を最後まで育てたから、今回は一匹を家で飼って救ってあげよう」という理由からモカを室内犬として譲渡されてきました。

 

その時の兄弟の中では白い犬が一番元気いっぱいで!

尻尾を振りながら甘えてきてくれる様な人懐っこい子がいたようですが、4匹いる兄弟の中で『ゴハンに顔を入れたまま寝ている』マイペースな黒い犬を譲渡される対象として選んで連れてきてくれました。

 

当時の私はまだ専門学校の学生ではあったものの、どんな犬を選ぶと飼育しやすいかなどの教育は受けていたので、もし私が譲渡される現場にいたら、おそらくモカを譲渡の対象として選んでいなかったと思いますが、結果としてモカが家に来てくれて本当に良かったと思っているので、私が譲渡の日にいなくて良かったですね(笑)

 

また当時はモカがあまりに幼くて、お世話も大変な時期でしたので本来はもう少し大きくなってから譲渡される予定でしたが、私がトリマーとして勉強しているという理由から予定よりもかなり早く譲渡されて家に来てくれました!

 

来た当初は幼くて、ゴハンも硬いカリカリでは食べられなかったので、

1.カリカリフードにお湯を入れてふやかす

2.ふやかしたゴハンに粉ミルクをいれて混ぜる

という工程を行って食事を与えていました。

 

時には食欲もない時もあるので、その時は犬用の栄養剤の『スタミノン』を口の中に入れてあげたりしていました。

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そんな大変な思いで育てたモカも大人になると、とても立派な体格になって、かかりつけの動物病院の先生から「栄養の与えすぎですね~💦」と注意されるほど立派になっていました(笑)

 

◆最初から困難の連続だった!

家にモカがやって来てすぐに動物病院で健康診断をしてもらいました!

 

ぱっと見はとても元気で健康そうに見えたのですが、

耳と尻尾が細菌性の皮膚炎で膿を持っていたらしく、病院の先生からは

おそらく、生まれつき免疫力が弱い子だね!もしかすると、耳と尻尾は切断しないといけないかもしれないよ!

と宣告されてしまいました。

 

せっかく家に来た子がいきなり、『耳と尻尾が無くなるかも!?』宣告を受けたのは本当にショックでしたね!

 

一応病院の先生の方でも定期的に通いながら、

皮膚の膿をピンセットで除去しながら消毒をすることになり、治療をしながら耳や尻尾は様子を見ることになりました。

 

治療は皮膚にできた膿をピンセットで取りながら消毒するという内容なので、幼い犬が「ビ--!」「ビ--!」って泣くくらい痛い治療でしたが、先生の頑張りと、モカの生命力のお陰で耳と尻尾は残したまま治療を終えることが出来ました。

 

◆家族みんなが血まみれに!?

大きく立派になったモカは本当に元気で、

●ゴミ袋を漁って、袋の中が部屋中に散らかったり

●おトイレも成功率が低く、畳の上でおしっこをしたり

と問題がありましたが、特に大変だったのは「飼い主の手を本気で噛む」ということです!

 

我が家では寒くなるとコタツを出すのですが、モカもコタツが大好きで、一度入ると本人が満足するまで出せないくらいでした。

 

10kgオーバーの犬がコタツにいると邪魔だったりするので、コタツから出そうと思って手を入れると『ガブッ!』と手に穴が空くくらい本気で噛むので、当時の家族は出血しまくりでした。

 

「これからも一緒に暮らすのに、噛み癖は絶対に治さないといけない!」

と思い、それからは本気で躾を開始しました!

 

とにかく気を付けたことは、

●コタツから出す時には手袋をしたり工夫する。

⇒怪我の防止のため

●コタツでモカを捕まえたら、手が噛まれようと絶対に引きずり出す。

⇒噛まれたときに手を離すと、手を噛めば辞めてくれると覚えてしまうため。

●引きずり出した後は、本気で怒る

⇒犬の流儀に従って、犬を押さえつけたまま首元を軽く嚙んだり、お腹を噛んだりしました。

●落ち着いたら、めちゃめちゃ本気で褒める!

⇒何をしたら正解なのかを実感させるため!

 

とにかく絶対に許さないという態度を家族一同で徹底的に行い、2~3週間ほどで出血するほどの噛み方はしなくなりました。

 

それでもやんちゃ盛りの若い頃は、時々力加減を間違って飼い主を噛むことはありましたが、明らかな敵意をもって攻撃することはありませんでした。

 

本当に噛み癖を直すことは大変でしたが、今でもあの時に家族一同で本気で教育して良かったと思います(*^-^*)

 

2.すっかり高齢犬の仲間入り

若い頃は色々とやんちゃをして私たちを困らせることもありましたが、すっかり高齢犬のおじいちゃんとなってからは本当に大人しくなってしまいました。

 

若い頃は、

●ソファーから別な椅子まで跳躍して遊んでいたり

●目を離すとゴミ袋を漁って散らかしたり

●ある時は座椅子をボロボロにしたり

とその暴れん坊将軍ぶりを発揮していましたが、高齢になってからはその頻度が日に日に落ち着いて、ある時にふっと全く悪戯をしなくなりました。

 

調子が悪いのかな💦?

 

ゴハンも食べないけどどうしたのかな💦?

 

色々心配になり動物病院で見て貰ったら、「緑内障」という診断を受けました(´;ω;`)

 

◆両目とも緑内障で・・・

 

まずは、緑内障って知っていますか?大まかに説明すると、

※緑内障とは・・・何かしらの原因で眼圧(目の中の圧力)が上昇し、視神経などが圧迫され視界が狭くなる病気

という症状の病気です。

 

詳しい原因などは分かりませんが、とりあえずの治療方法としては眼圧を下げる目薬を使用するのが一般の様です。

 

例にもれず、モカもしばらくは毎日点眼生活を送っていましたが、症状を改善することは出来ず徐々に緑内障も悪化する結果となってしまいました。

 

生まれつき免疫力に難があると言われていたので、もしかするとそうした事も原因の一つだったのかもしれません💦

 

病気が進行して目立った症状としては、

●視力の低下

⇒物にぶつかったりすることが増えた

●元気がなくなり悪戯しなくなった。

⇒目に見えて大人しくなり、辛そうな日もありました。

などの症状がありました。

 

◆いよいよ病院で手術することに

しばらくは、点眼をして様子を見ていましたが、症状は悪化の一途を辿り、いよいよ病院で手術するかどうか?という状態になっていました。

 

手術の内容としては

●眼球の摘出

●義眼の装着

の2点が主な内容でした。

 

眼球の摘出を行うので、もちろん手術した目は治ることも、物を見ることもできなくなります。

一応義眼を入れてもらうので、外見上は全く変わらない見た目になります。

 

義眼を入れると、目玉が取れたりして定期的に洗浄しないといけないんじゃないの?

と当初は思っていましたが、

ペットの手術の場合眼球の表面はそのまま残して、眼球の中身を空にした後にシリコンボールというものを入れるので、表面上の見た目はそのままになります。

 

当初は片目だけの予定でしたが、様子を見ているうちに両目とも手術が必要になってしまい。

結果として先生からは、

このままでは命に関わるので、放置して悪化させるか。もしくは、視力はなくなるけども手術をして助けるかの二択だよ!

と言われてしまい。

 

家族みんなで相談したうえで、手術をしてもらうことになりました。

 

3.高齢になるほど可愛くなる

手術後のモカちゃん

 

手術は先生のお陰で無事に終わり、目は見えなくなってしまいましたが、とても元気に過ごしてくれています!

 

緑内障が酷かったころは、眼球が圧迫されて痛かったからなのか?

全く動かずに、悪戯もしない日々がありましたが、

手術をして目が見えなくなってからは、元気に歩き回り、物にぶつかりながらも、ゴミ箱を見つけては漁る生活が戻ってきました!

 

手術するかどうか本当に悩みましたが、今のモカの姿を見ていると

Hug店長
Hug店長

本当に手術して良かった!

と思っています。

 

 

◆今はどんな風に過ごしているのか

 

現在のモカは実家で眼は見えないながらも、歩き回ったり、実家の猫に怒られたりしながらも元気に過ごしているようです(*^-^*)

 

私も中々実家に立ち寄れていないので会えない日も多いですが、未だにトリミングは私が担当しているので、2〜3カ月に一回はトリミングをしてあげています!

 

普段は母のベッドの上でのんびりと過ごしているのですが、水を飲む時や、トイレの時だけ面倒くさそうにしながら床に降りて、用が済んだらまた母のベッドに戻る生活をしています(笑)

 

でも慣れ親しんだ場所であっても時折ベッドから降りるのが怖くて、鳴いて知らせることもあるようですが、用が済んだら自分でベッドに戻るようなのでとりあえず元気そうです♪

 

高齢になると、若い頃の様に走り回ったり、やんちゃすることは無くなりますが、年を取った犬ならではののんびりと一日を過ごす姿は、それはそれでとても見ていて落ち着く日常でもあります。

 

皆さんも犬を飼ったら

『愛情をかけて育てて』、『我が家の愛犬(愛猫)が一番!』と自慢をしてほしいと思います。

高齢になっても、可愛さも、愛情も増していきますので、最後まで一緒に楽しいペットライフを満喫しましょう(*^-^*)

 

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