どうも『Hug店長』です(*^-^*)
今回でペットの躾の方法7選も5回目となりました。
前回は『⑤問題行動を明確にする』と『⑥問題行動の細分化』について説明しました。
ペットの問題行動を明確にして、更に細かく理解することで
ペットの躾を成功しやすくするための考え方について説明しましたので
前回の内容を見ていない方は、そちらからご覧ください(*^-^*)
ペットの躾で悩んでいる方に向けてステップアップ形式で躾の説明をしています。
思ったように躾が出来ないという方は、『ペットの躾の方法7選』を参考にして実践して頂けたら、
飼い主さんの躾レベルも上昇しますので、是非お試しください!
【ペットの躾の方法7選 項目一覧】
①飼い主とペットの主従を明確にする。
②間違った躾とは?
③躾の正しい褒め方
④ご褒美の方法
⑤問題行動を明確にする
⑥問題行動の細分化
⑦躾の継続
今回は『躾の継続』の大切さについて説明します。
前回までの内容で躾を行う時の考え方や実践の仕方については説明しましたので、
今回は躾で教えたことを、実際に実践しようという内容になっています。
とても大切な内容ですので、ぜひご覧ください!
⑦躾の継続
今回説明する「躾の継続」とは、実際に自分で躾を行った際はもちろんのこと
しつけ教室に出して、
プロのトレーナーさんにお願いして躾をしたよ!
という方にも重要になります。
ましてや、「日本人は犬をダメにする天才!」なんて揶揄されるほど
日本ではペットの躾を苦手としている方が多いので、
今回の内容を実践することで、ペットの躾がしやすくなって
どんどん言うことを聞いてくれるようになると思います。
1.躾の内容をマスターさせる
躾を実際にやってみて、少し出来たからとその後教えることを辞めてしまう方がいますが、
これは、とても勿体ないことです。
躾はその場で終わりにするのではなく、繰り返し教えることで
実践に値する精度になります。
【ペットの躾のながれ】
●コマンドを出す⇒成功⇒沢山褒める⇒繰り返す
ペットが躾の内容を成功できるようになっても、そこで終わりにしないで
繰り返し躾を行いましょう!
覚えたての頃に躾をないがしろにしてしまうと、
手を抜くことを覚えてしまうので、
成功したら褒める!を繰り返して、実践のレベルをあげましょう!
●コマンドを出す⇒失敗⇒具体的に教える⇒繰り返す
上手にできない時は、とにかく教えて褒める!を繰り返します。
トイレを失敗したら⇒トイレシーツに連れていく⇒褒める⇒繰り返し
お座りが出来なかったら⇒お尻を上から押して座らせて⇒コマンドを出しながら褒める⇒繰り返し
という様に反復練習がとても大切です。
少し成功できたとしても、油断しないで繰り返し教えてコマンドの精度を上げていきましょう!
2.しつけ教室に出した後の注意点
実際に自分で躾を行おうと思っても、時間が取れなかったり、大型犬種で難しいなど
様々な理由でプロのトレーナーさんにお願いしている方も多いと思います。
しかしプロのトレーナーさんにお願いして、最初は出来ていたけど今は中々言うことを聞かないという方もいますよね?
これは、ペットは言うことを聞くかどうか人を選ぶためです。
つまり、トレーナーさんの言うことは聞くけど、飼い主さんの言うことを聞くかどうかは
帰ってきてからの飼い主さんの接し方次第だということです。
帰ってきて間もなくは、トレーナーさんから教えてもらったばかりなので
飼い主さんからのコマンドも、難なく実行すると思いますが、
そのことに飼い主さんが満足してしまい、
飼い主さんからの教育がないままだと、ペットはサボることを覚えてしまい、飼い主さんの言うことを聞かなくなります。
子供で例えるなら、学校では授業をまじめに受けるのに、家では宿題をしない子をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか?
学校で勉強しているからいいや!ではなく、家で宿題や勉強をしている努力を褒めないと
自主学習の習慣が出来ないといわれているのに似ているかもしれません。
ドッグトレーナーのところでは、プロの先生なので
ペットも言うことを聞くようになると思いますが、そのことと自宅でちゃんとできるかどうかは別問題です。
ですので、飼い主さんはトレーナーさんから
どの様に躾けていたか(躾のやり方)を聞いて、実際に自宅でも継続してコマンド(命令)を出したりして自主的に躾を行っていきましょう!
飼い主さんからのコマンドを聞くことで、自宅でも実践できるようになります!
その際に、すんなり成功したとしても
「出来て当たり前」ではなく、ちゃんと褒めてあげることで
今後の躾のモチベーションへと繋がるので、しっかり褒めてあげてください。
3.確実に成功させる躾方法
ペットは頭がいいので、実際に躾けた内容を覚えたとしても、飼い主さんが躾すること自体をさぼっているとペットも手を抜くことを覚えます。
ペットが手を抜くとは
●ペットにお座りと言っただけなのに、お手の準備もしている
●一回で成功しない
●おやつを持っていないとやらない
などが相当します。
これは、多くの飼い主さんが心当たりがあるのではないでしょうか?
一つのコマンドに対して、次の行動を取る子なんかは
飼い主さんによっては、「次の行動が分かるなんて偉いわね♪」と考える方もいるかもしれませんが、
この行動は、『飼い主さんの言うことを聞く』のではなく、
『ご褒美が欲しいだけ』とペットが思っている証拠です。
つまり、ご褒美やおやつが無いということを聞かない可能性が高いということです。
そもそも躾とは、普段からちゃんと出来ていないと問題がある行動を
正しい行動へと教える行為なので、成功率が悪いとか、一回で出来ていないというのは
その根幹に関わってしまいます。
そのため、実際に躾けてみて何となく出来てきたから終わり!ではなく、
これからも継続的にコマンドを成功させることで、
●一回で出来る
●確実に成功する
ということが実現できます!
4.ペットは何で躾の内容を覚えるのか
犬の場合は、もともとオオカミが原型となりますが、オオカミや犬は社会的な動物になります。
社会的な動物とは、コミュニティ(社会)を形成して生活する動物のことです。
そのため表情筋が発達していて、表情でコミュニケーションを取ったり
群れの中にリーダーがいる状態で生活を行います。
そのため、リーダーに値する飼い主さんに喜んでほしいと考えているので、
一生懸命に飼い主さんの言うことを実行して喜んでもらおうとします。
逆に猫の場合は、人間や犬の様な社会性はなく
あっさりとしたご近所付き合いのような関係を保ちます。
そのため表情筋はあまり発達していないので、表情を作るのは下手だったりします。
平穏な生活を好んで、マイペースに過ごそうとすることが多いです。
中には、飼い主さんにべったりな子もいたりしますので、こういう子は躾に向いていると思いますが、
基本的には、猫の習性や習慣を利用した躾でないと、なかなか教えるのは難しかったりします。
これらの生き物の習性や社会性、その子独自の性格などをちゃんと理解して
その子に合わせた躾方法で、ひとつひとつの行動を直してあげましょう(*^-^*)
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