どうも『Hug店長』です(*^-^*)
「ペットの躾の方法7選」も今回で4回目となりました。
前回は『③躾の正しい褒め方』と『④ご褒美の方法』について説明しました。
ペットをしつける時の正しいタイミングや、ご褒美の種類について記載しましたので、
見ていない場合はそちらからご覧ください。
前回⇒ 『ペットの躾の方法7選 その③』
ペットの躾で悩んでいる方に向けてステップアップ形式で躾の説明をしています。
思ったように躾が出来ないという方は、『ペットの躾の方法7選』を参考にして実践して頂けたら、
飼い主さんの躾レベルも上昇しますので、是非お試しください!
以前のブログをまだ見ていない時は、そちらから見ていただくと嬉しいです♪
【ペットの躾の方法7選 項目一覧】
①飼い主とペットの主従を明確にする。
②間違った躾とは?
③躾の正しい褒め方
④ご褒美の方法
⑤問題行動を明確にする
⑥問題行動の細分化
⑦躾の継続
⑤問題行動を明確にする
問題行動とは具体的にどの様な行動なのかを明確にすることで
教える時に一つ一つを教えることが出来ます。
一気に全部を教えるのではなく、ステップアップしていく様に
一つ一つの行動を直していく様にしましょう!
(1)どんな問題行動を起こしているか?
ペットと生活していると、様々な問題行動がみられると思います。
しかし、ペットに躾を行う時に一遍にアレヤコレヤと教えても中々理解してもらえないですよね?
問題行動に対して躾を行う時は、一遍に取り組むのではなく
優先順位を付けて順番に一つ一つを教えたほうが効率が良いことが多いです。
そのためにもペットの問題行動をしっかり理解して優先順位をつけましょう!
【優先順位例】
1.トイレの躾
2.無駄吠え
3.マテやお手などのコマンド
という様に考えます。
優先順位を明確にしたら、次はどのように直すのかゴールを決めましょう!
(2)どのように直したいのか
躾を行うとしても、どのように直したいのかが明確になっていないと
ゴールがあやふやになって、効率が悪くなってしまいます。
例えば、トイレが上手にできない時にどう直したいのか?
●ペットシーツで成功させたい!
●外のみでトイレをさせて、室内ではしないようにしたい!
という様に一つの行動に対して、目指すゴールが違う場合があります。
もしペットシーツで成功させたいのなら
1.ペットシーツを用意する場所を決める
2.トイレを成功しやすいように食事後はシーツの上に置いてみる
3.成功したらご褒美を与えたり、沢山褒めてあげる
などの行動を繰り返す必要があります。
具体的な教え方については、また後日詳しく説明しますが、
どのように直したいのかによって、必要な設備や教え方が違ってくるので
家族でしっかりと話し合って、みんなでゴールを共有しましょう!
(3)直すべき行動かどうか?
ペットをしつける時は、根気強く付き合う覚悟と、明確な行動を自覚しなくてはいけません。
しかし、場合によってはペットの環境を変えることで躾をそんなに行わなくても大丈夫な場合があります。
例えば、
●トイレをいつまで経っても覚えない
●飼い主さんに噛みつく
などの行動が直せない場合は、
ペットを外で飼うなどの方法で回避できます。
また室内であっても、マナーバンドを装着することでトイレが上手にできない子でも
部屋を汚さなくなります。
飼い主さんを噛んでしまう子の場合であれば、どの様なときに噛みつくのかを理解することで
そうした状況を作らないようにしたり、生活スペースを分けるという解決もできます。
もちろん躾を行うことが一番であれば、しっかり学んで一つ一つの行動を改善してあげましょう!
⑥問題行動の細分化
ペットに躾を行う時は、一つ一つの行動を直すと言いましたが、
この一つの行動とは「お手をさせる」「トイレを成功させる」「無駄吠えをなくす」という
一つの結果ではなく、もっと具体的な行動を考えます。
この問題行動の細分化(=なぜ失敗するのか?)について考えることで、
躾をもっと具体的に行うことが出来るので、一緒に考えてみましょう!
例題 トイレが上手にできない場合
このトイレが上手にできないという行動はなぜ起こるのでしょうか?
とりあえず、考えられる理由を挙げると
●トイレというものが理解できていない
●トイレは分かるけど、間に合わない(見つけられない)
●自分で思っているトイレと違っている
●粗相をして怒られたことがある
などが考えられます。
この列挙したものが問題行動の細分化です。
ただトイレを成功させよう!としても、その失敗の理由によって教え方が違うので
この失敗の理由をちゃんと理解しないと躾は成功しません!
では、順番に見てみようと思います。
●トイレというものを理解していない
トイレの失敗の理由のほとんどは、このパターンに当てはまると思います。
そもそも犬にとってのトイレはマーキング兼排泄行動なので
決まった場所にするということ自体が難易度が高いものになります。
しかし、飼い主さんから褒めてもらうことでトイレを覚えることは可能なので、
まずはトイレをいう価値観を教える必要があります。
トイレという価値観を教える場合は、トイレを成功させて⇒褒める
ということを繰り返す必要があります。
ペットにとって、ココでトイレをすると飼い主からおやつが貰えるぞ!となれば、
ペットの食欲を利用して、トイレを教えることが可能です。
また、縄張り意識が高い子であれば決まった場所でトイレ(この場合はマーキング)をしていることがあるので、
むしろその場所にトイレを設置してしまう方が簡単かもしれません。
この場合も、ご褒美を与えたり、褒めてあげることで成功率の上昇を狙えます。
●トイレが分かっていても、間に合わない(見つけられない)
これは、仔犬や引越しをして生活環境が変わってしまった時に良く起こります。
トイレという価値観は知っているので、見つけやすいようにトイレの設置個所を増やすことを
おススメします!
基本的には食事をする場所の近くや、飼い主さんたちの生活スペースの近くなどに
数か所設置することで成功率を上げられます。
慣れてきたら、トイレの数を減らしてもいいので、まずはトイレで成功して褒められる感覚を
教えてあげましょう!
●自分が思っているトイレと違う
これは、保護犬を引き取ってきた時や、道具を変えた時に起こります。
具体的には、トイレトレーが変わったことでトイレだと分からなくなったり、
今までペットシーツに直接していたから、トレーを使用することで
トイレだと理解できなくなる状態です。
もしも、トイレトレーを変えたことで失敗するときは
その子のオシッコが付着した状態で、新しいトレーに入れることで成功率は上がると思います。
その際も成功したら、沢山褒めてあげましょう!
●粗相をして怒られたことがある
これは、トイレの躾をしていると良くあることですが、
例えば、おトイレを失敗して、フローリングの上やカーペットの上で
おトイレを失敗してしまった時に怒ったことありませんか?
もしくは、大声をあげたことありませんか?
こうした経験があると、ペットが勘違いして受け取ってしまっているかもしれません💦
●おトイレの失敗を怒る
トイレの失敗を怒ると、ペットにとってはトイレをすること自体を怒られたと
思ってしまう子がいます。
そうなると、飼い主さんがいない所もしくは見えない所でトイレをするようになります。
ですから、トイレを失敗したときは怒らないで、
失敗したところをちゃんと掃除して、臭いをしっかり取り除き
サークルに入れるなどして、ちゃんとトイレが出来るように教えてあげましょう。
●トイレの失敗で大声をあげる
人によっては、トイレの失敗を見た途端に
大声で「あーーー!!何でそこでするの!?」
とか「〇〇ちゃんダメでしょ!」という様に大声を上げる方もいると思いますが、
これは、ペットにとっては構ってもらえた(=ご褒美をもらえた)と
受け取ってしまって、より失敗するようになるということがあります。
大声を上げることは辞めて、しっかり掃除をしてにおいを取り除き
サークルに入れる時間を増やしたりして、トイレをサークルでしたら
褒めるなどして成功体験を増やしてあげましょう!
次回は『ペットの躾の方法7選!』の復習と反復練習の大切さについて説明いたします!
また次回も読んでいただければ嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます(*^-^*)
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