寒冷地の年末年始は雪が日常の一部となり、雪遊びや、雪祭りなど冬ならでは楽しみがあります。
ペットと一緒に雪の中を散歩することも冬ならではの楽しい日常の一つですね(*^-^*)
しかし雪道に慣れてしまったばかりに、雪道のお散歩は意外な危険が潜んでいることに気付かずに過ごしてしまっているかもしれません!?
今回の内容では
雪道でも楽しい時間を過ごすためにはいくつかの注意点に気を付けつつ、ペットの安全が最優先です。
そこで、ペットが雪道を歩く際の注意点と対策をいくつか紹介しますので、普段のお散歩の方法を見直して実践してもらえたら嬉しいです♪
1.雪道の意外な危険とは?
雪が降ると凍結防止の為に融雪剤などが撒かれている場合があります。
融雪剤は「塩化カルシウム」という成分で出来ていますが、塩化カルシウムが皮膚につくと『赤くカブレたり』『皮膚炎』を起こすことがあります。
また興味本位でペットが舐めてしまうと、胃腸がただれて『下痢』・『嘔吐』・『潰瘍』などを起こすこともありえます。
融雪剤によって解けた「雪解け水」には、塩分などの融雪剤の成分が残っています。
融雪剤はペットの足に強い刺激を与えてしまうので、事前にブーツを履かせたり、お散歩後にペットの足を拭くことで、これらの物質から足を守ることができます。
雪道をお散歩する上で気を付けることを一緒に確認していきましょう。
①飼い主さんの足元の保護
犬は雪道でも元気に走り回ってグングン進もうとしますが、人間は雪道を同じように走ることが難しいです💦
体重も違うし、何より犬は4本足ですが人間は2本なので少し滑るだけでも転倒やケガの恐れがあります。
雪道のお散歩中に転倒すると、その拍子にリードを放してしまって犬が逃亡してしまう可能性もあります。
そんなリスクを抱えない様に飼い主さんも滑り止めのついたブーツでお散歩に行くようにしましょう!
コチラの商品は普段履いているシューズに被せて使用するスパイクです。
雪道で滑る時は、踵に体重を乗せた時に滑る傾向があるので、今回の商品の様に足先~踵までスパイクで覆われているのはかなり安心できますね!
商品レビュー
●ポジティブレビュー
北方の積雪地帯を訪れる予定があったため購入。同時に別途シューズカバーも購入。いつもの履き慣れた靴をシューズカバーで覆い、その上から本品を装着してみたところジャストフィットであった。幸いほぼ市街地での活動であったため、実際に雪原を歩いていないため断言はできないが、少し歩行訓練をした限りでは途中で外れることもなく、機能に問題はないと思われる。
●ネガティブレビュー
釧路在中です。圧雪やスケートリンク並の氷の道路でも滑らず歩けました。かかと部分のスパイクが4cmほどの幅なので店の中を歩くと かかと部分がグラグラしながら歩くことになります。かなり大げさに言うと下駄の上に靴を履かせている感じ。土踏まずはスパイクが付いてないので浮いてる感じで、かかとの後ろ3cmほどは浮いてる感じなので店内を歩くのには全く向いてません。店内は外すのが常識だと言っている方もいますが店内に出入りする度にスパイクを外して何かの袋に入れ、付ける時は袋から出して付けるを繰り返すことになります。外すのが常識だと感じる人は脱着がかなり面倒なので苦にならない人には良いと思います。結構重たいです。
雪道や凍結した道路を歩く時は思わぬ転倒やケガの危険がありますし、ペットと一緒の場合は猶更注意が必要です。
雪道を安全に歩くためにも一度試す価値はあると思います。
足元の対策の他にもおススメしたい対策として、『ショルダーリード』の使用です。
コチラの商品は、ショルダーバッグの様に肩にかけて使用するリードになります。
手に持たなくていい(ハンドフリー)ので、傘をさして歩いたり、雪道で転んでもリードを手放してしまうということを無くしてくれるアイテムです。
使用方法がとても便利な事と、使用目的も幅広く「お散歩中に少し係留したいとき」や「車の中に係留しておく」といった使い方も出来ます。
②ペットの足元の保護
ペットは足が4本あっても、地面が凍結していたら滑って転んでしまうこともあります。
またそうでなくても、地面に撒かれている融雪剤(塩化カルシウム)が足裏や皮膚に付着して、炎症を起こしたり、舐めてしまって口内や胃腸にダメージが出ることも十分に考えられます。
そうした危険から守るためにも、融雪剤が撒かれていない場所を散歩コースに設定してあげたり、ペット用のブーツを用意してあげましょう。
こちらの商品は楽天市場のペットのアクセサリー部門で一位を獲得しているペット用のブーツです。
このブーツを使用するメリットは
【ペットにブーツを利用するメリット】
①肉球を刺激から守ることが出来る
②足が汚れないので、お散歩後も室内で過ごせる
③雪道でも滑りにくく怪我を予防できる
③融雪剤による影響を予防できる
など様々なメリットがあります。
犬の肉球はダメージを受けると治りにくく、完治まで時間がかかる場合があります。
また動物病院に行くにしても、通院の時間や手間がかかるのは煩わしいですよね?
最近は凍結予防のために市町村は勿論のこと、個人で融雪剤を撒いているケースも多いので、こうした影響が心配な場合はペット用のブーツを2~3個用意して予防してあげられるといいですね。
2.お散歩中の雪は食べていいの?
ペットと一緒にお散歩中をしていると、時に雪を食べてしまう子がいたりします。
主に柴犬やボーダーコリーの様な中型犬や、ラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバーの様な大型犬が食べがちです。
でも犬が雪を食べて平気なのかしら?💦
という疑問があると思いますので、詳しく解説していきます。
雪を食べても大丈夫なのか?
結論としては
『基本的には問題ない』です。
雪といっても、元は水分なので食べたからと言って基本的には問題ありません。
しかし、「大量に食べてしまった場合」や「犬が高齢だったり、免疫が落ちている場合」、「融雪剤が撒かれている場合」は食べない様に注意しなくてはいけません!
◆大量に食べてしまった場合
雪は氷の結晶なので、アイスクリームの様に超低温です。こうした冷たいものを大量に食べてしまうと、胃腸が冷えて血行が悪くなるので、「消化不良」や「下痢」「嘔吐」を発症する場合があります。
◆犬が高齢だったり、免疫が落ちている場合
雪は気温が氷点下の場合に結晶化してできますが、空中を漂って落ちてくるので様々な浮遊物と一緒に落ちてきます。
高齢犬や免疫力が落ちている場合は、空気中のウイルスや細菌の影響で体調を崩すことが考えられるので食べない様に工夫が必要です。
◆融雪剤が撒かれている場合
融雪剤は『塩化カルシウム』という塩の結晶で構成されていますが、塩化カルシウムを食べてしまうと中毒症状で「下痢」「嘔吐」を引き起こしたり、胃腸がただれてしまい動物病院に通院する必要があります。
3.何で犬は雪を食べたがるの?
雪を食べる理由を知ることで予防にも繋がるので、犬が雪を食べたがる理由について解説します。
【犬が雪を食べたがる理由】
①お散歩で喉が渇いているから
②好奇心が強くて興味本位
③融雪剤の味がするから
以上の3つが考えられます。
これらの原因を前提として、それぞれの対策を解説します。
①お散歩で喉が渇いているから
お散歩で走り回ったために喉が渇いて雪を食べている可能性があります。
その場合は、お散歩前にお水をしっかり飲ませることと、お散歩の途中でも給水できるようにボトルを持っていきこまめな水分補給をさせてください。
②好奇心が強くて興味本位
雪というものを見慣れないために興味本位で食べている場合は、リードで引っ張るなどして食べるのを阻止したり、オヤツなどを持っていき興味の対象を飼い主さんが持っているオヤツへと向けてあげることでコントロールできると思います。
③融雪剤の味がするから
融雪剤は『塩化カルシウム』という成分で出来ていますが、主成分は塩なので舐めるとしょっぱい味がします。
犬も運動をしたりすると塩分を欲しがるので、雪に含まれている融雪剤を舐めようとしているかもしれません。
この行為は大変危険なので、リードでコントロールするか、ジャーキーなどの嗜好性の高いオヤツを持っていき興味や関心をオヤツへと向けてあげましょう。
4.雪道に「平気な犬」と「苦手な犬」
日本では血統書という「犬の家系図」をJKC(ジャパンケンネルクラブ)という所で発行していますが、日本でJKCに認められている犬種はおよそ200種類います。
これだけ多くの犬種がいるということは、それぞれ得意な環境が違うということでもあります。
雪道でも「平気・へっちゃら」な子も居れば、「苦手で寒がり」な子もいます。
雪道でも「平気な犬」と「苦手な犬」について学んで、苦手な犬種の場合は寒い日のお散歩を控えたり、洋服を着せるなどして対策をしてあげましょう。
雪道でも「平気な犬種」
雪道でも平気な犬種というのは、元々「寒い地域で生まれた犬種」や「毛量が多い子」「体格が良い犬種」です。
柴犬
【原産地】日本
日本古来から存在していたと言われる犬種です。
古くは縄文時代(紀元前1万年前)から人間と一緒に暮らしていたとも言われています。
寒い環境でも耐性があり、むしろ暑い環境の方が苦手かもしれません。
シベリアンハスキー
【原産国】ロシア
シベリアンハスキーはロシアのシベリアを原産地とする犬種です。
1月~2月にかけてシベリアでは、-10℃~-30℃まで冷え込む地域です。
そうした寒い地域でも生活をしてきた実績を考えると、冬でも安心してお出かけできますね。
雪道が「苦気な犬種」
寒い所が苦手な犬種の特徴としては、「暖かい地域を原産とする犬種」「毛量が少ない犬種」「小さい犬種」などが当てはまります。
チワワ
【原産国】メキシコ
チワワは数ある犬種の中でも1~2番目に小さい犬種です。
そのため日本では大変人気がある犬種ですが、チワワにとって日本の冬を過ごす場合は注意が必要です。
もし飼育する場合は室内で飼育し、温度管理に注意してあげて下さい。
ヨークシャーテリア
【原産国】イギリス
美しい被毛が特徴の小型犬です。体重も2~3kgとなり、チワワと並んで最小犬種の一つです。
昔から被毛が美しいので「絹の様な被毛(シルキーコート)」と言われています。
この犬種も寒さに弱く、冬はしっかり室温を高くしてあげる必要があります。
犬は寒さに強いと思われがちですが、意外と寒がりな子は珍しくありません。
上で紹介した犬種以外にもトイプードルやミニチュアピンシャー等も寒さに弱い犬種ですので、お散歩する時は洋服を着せてあげたり、シューズを履かせるなどの工夫をしてみましょう。
まとめ
今回は『雪道でもお散歩を安全にお散歩をする方法』についてご紹介をさせて頂きました。
ペットの為にせっかくお散歩したのに、ケガをしたり・ペットが体調尾崩してしまってはお散歩を楽しむことが出来ませんので、もう一度確認してしっかり対策をとってあげましょう。
1.雪道の意外な危険とは?
2.お散歩中の雪は食べていいの?
基本的には問題ないけど、
●大量に食べてしまう場合
●高齢犬の場合
●融雪剤が撒かれている場合
には食べない様な工夫が必要です。
3.何で犬は雪を食べたがるの?
雪を食べる理由としては
●お散歩で喉が渇いているから
●好奇心が強くて興味本位
●融雪剤の味がするから
の3パターンが考えられます。
それぞれ対策をして食べない様に工夫しましょう。
4.雪道に「平気な犬」と「苦手な犬」
犬種によっては「寒さに強い犬」と「寒さに弱い犬」がいます。
「寒さに弱い犬」を連れて雪道をお散歩する時は、洋服を着せたり、ブーツを履かせるなどの寒さ対策をとってあげましょう!
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