犬の年齢を人間に換算してみよう!
現役プロトリマー10年以上のHug店長です(*^-^*)
今回は犬の年齢が人間に当てはめると何歳に相当するのかについて解説いたします!
犬の年齢を人間換算する計算方法がいくつかある中で、
●簡易的な計算方法⇒ドッグイヤーについて
●現在主流になっている年齢計算方法
の2つについて解説していきます!
一緒に生活している愛犬の年齢を理解して、年齢に合わせた生活スタイルを一緒に考えていきましょう(^^♪
1.犬は老化スピードが人間の7倍!?
私が飼っている犬は、人間にすると何歳になるんだろう?
これは、犬と生活をしている方なら一度は考えますよね?
もし自分の愛犬が高齢になったら
●相応の食事や運動量に気を付ける
●体調不良等の万が一に備える
などに気を付ける必要があります。
しかし、犬にとっての高齢とは何歳からなのか分かりにくかったりしますよね?
一応世間一般では7歳からシニア(高齢)犬として見られますが、では実際のところ犬の7歳は人間の何歳に相当するのかを知っておくと、安心して色々な準備が出来ると思います。
そんな時に、簡単な計算方法としては『ドッグイヤー(犬の年齢)』という計算方法がおススメです。
『ドッグイヤー』では、犬の成長や老化のスピードが人間の7倍であるという考え方です。
つまり犬の年齢を7倍したものが人間換算した年齢になるという単純な計算方法なので、ふと気になった時に参考にするにはとても便利だったりします。
例えば、犬の年齢が3歳の場合
3(犬の年齢)× 7(ドッグイヤー) = 21歳
となるわけですね!
しかし、この計算方法は簡易的な計算になるので、実際の成長や老化の度合いとは少々違いがあります。
例えば、ドッグイヤーの計算では1歳の犬は人間の7歳に相当することになっていますが、最近の研究では
犬の1歳はもっと大人ですよ!
と言われています。
実際は犬種やサイズによって成長の度合いが違うので、現在主流になっている年齢の計算方法について見ていきましょう(*^-^*)
2.犬種によって老化スピードが違う
犬種によって平均寿命が違うことから、老化のスピードが一定ではないという考えが現在の主流になっています。
例えば、犬種別の平均寿命で見てみると
【犬種別平均寿命 ベスト5】
1位 イタリアングレーハウンド 15.1歳
2位&3位 ミニチュア・ダックスフンド & トイ・プードル 14.7歳
4位 柴犬 14.5歳
5位 パピヨン 14.4歳
参照 アニコム損保
◇小型犬の年齢計算
小型犬の場合は幼少期の成長が早く、およそ1年半で人間の20歳(成人)に相当すると考えられており、そこからは毎年人間の4年分相当の老化が進むと考えられています。
計算式としては
※犬が2歳以上の場合のみ適用可能
となります。
もっと分かりやすいように表にしてみると
となります。
では次に、大型犬ではどの様に年を重ねていくのかについて詳しく見てみましょう。
◇大型犬の年齢計算
大型犬の場合は、小型犬と比べると幼少期の成長は緩やかに成長し、2歳で人間の20歳(成人)に相当し、2歳以降は毎年人間の7年相当分の老化が進むと考えられています。
計算式にすると、
※1歳以上の場合のみ適用可能
となります。
表を見ると一目瞭然ですが、小型犬と比べるとかなりの速度で年を取っていくことが分かりますね。
今回は「小型犬」と「大型犬」とで、大きく2つに分けて計算してみましたが、個体差によって老化が早い子や、遅い子がいるのも事実なので、これらの年齢換算表は参考程度にしてみるといいと思います(^^♪
では次に、なるべく老化を遅らせて長生きしてもらうためにはどうするかについて見てみましょう!
3.健康寿命を延ばそう
【健康寿命を延ばす方法】
①年齢に合った食事を与える
②適切な運動を定期的に行う
③若いうちに避妊・去勢手術を受ける
④定期検診を受ける
『健康寿命』とは、健康な状態で老後を迎えようという考え方です。
例えば、愛犬が15歳と長寿だとしても
●病気を持っていて、常に病院で薬を貰っている状態
と
●とても元気で、よく一緒にお出かけしている状態
とでは、状況がかなり変わってきますよね?
要は、健康な状態を維持しようという考え方が「健康寿命」になりますね。
では、実際に健康寿命を延ばすためには、どういったことをすればいいのかについて具体的に見ていきましょう!
①年齢に合った食事を与える
健康寿命を延ばすためには、病気を未然に防ぐ「未病ケア」という考え方がとても大切です。
身体の基礎は食事からタンパク質やミネラルなどの栄養を摂取することで、身体構造のバランスがとられています。
犬は人間に比べて、ビタミンCを体内で生成できるなど優秀な構造をしているので人間の様に生の野菜や、果物を摂取する必要はありませんが、高齢になるにつれて体内で生成できる量も減少するので、高齢になったらおやつやフードで栄養を補強する必要があります。
例えば、フードに含まれるタンパク質が酸化していたり、劣化していると、体内で使用されるタンパク質も劣化したものが体内で代謝されるので、身体にも様々な影響が出てきます。
新鮮なタンパク質は、身体の健康の維持や管理に必須な栄養素なので、なるべく質の良いフードを与えてあげましょう!
では、具体的にどのフードが良いのかについて紹介します。
おススメフード①
【アーテミス スモールブリードシニアドッグ】
アーテミスの特徴は
●人間の食品基準に合った原材料を使用している(ヒューマングレード)
●人口添加物不使用
という安全性や、食材の鮮度が特徴のドッグフードです。
また、今回紹介している「スモールブリードシニアドッグ」は
●粒が小粒で食べやすい
●グルコサミンやコンドロイチンを配合
●乳酸菌が入っているので腸活にもおススメ
になっているので、関節ケアが必要なシニア犬はもちろんの事
「ミニチュア・ダックスフンド」、「ゴールデンレトリバー」などの
犬種にもおススメです。
また、カロリーも100gあたり355㎉となっているので
食事量はそのままでダイエットにもおススメです。
おススメフード②
【フォルツァ10 デイリーフォルツァ】
デイリーフォルツァの特徴は
●アレルギーに配慮した単一タンパク質
●BioMOSやオリゴ糖を配合しているので腸活にオススメ
●マイクロカプセル製法により、栄養を腸まで届けることが出来る。
という特徴があります。
使用しているたんぱく質は
●ホース(馬)
●ポーク(豚)
●フィッシュ(魚)
の3種類が用意されているので、アレルギーも起きにくく
飼い主さんの好みの食材で与えることが可能です。
また、漢方薬としても愛用されている朝鮮人参も配合されているので、
日々の健康維持にもおススメです!
以上の2点は個人的にも普段から使用しているドッグフードなので、とてもお勧めできます。
もしも皆さんが
何のフードを与えたらいいか分からない💦
と悩んでいるのなら一度試してはどうでしょうか?
②適切な運動を定期的に行う
運動不足は肥満の原因になったり、ストレスの原因になったりします。
犬がストレスを抱えると、
●ゴミ箱を漁ったりなどの悪戯が増える
●気性が荒くなる
●しつけが難しくなる
などの悪影響が出ます。
適切な運動はストレスの緩和というだけではなく、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌を促す効果もあります。
セロトニンの効果としては
●気分爽快
●集中力の向上
●睡眠の質の向上
などの効果があると言われています。
では適切な運動量の目安についてですが、
小型犬 1日30分位
中型犬 1日60分位
大型犬 1日1~2時間位
を目安にするとよいと思います。
もし1日2回の散歩なら半分の時間を、朝と夕方に出掛けてもいいですね(^^♪
お散歩のときに愛犬が先に行って引っ張ってしまう時は、首輪ではなく胴輪などを使用したほうが良いでしょう。
首輪にリードを付けて引っ張ってしまうと、気管支が圧迫されて咳き込んだり、気管支の変形を起こす可能性があるので、特に小型犬では注意が必要です。
【犬用の胴輪】
胴輪を購入する時は、脇の下〜肩甲骨までの胴回りの長さを測って購入するといいと思いますので、まずはテープメジャーなどで胴回りのサイズを測ってみましょう。
【テープメジャー】
③若いうちに避妊・去勢手術を行う
若いうちに避妊・去勢手術をしておくと様々なメリットがあります。
【避妊去勢のメリット】
●生殖器官の疾病リスクを抑えることが出来る⇒前立腺がんや、子宮がんなど
●発情期の時に、ストレスを抱え込まない
●オスの場合、『マーキング行動』の抑制につながる
●メスの場合、『生理』が無くなるのでお手入れが楽になる
特にご家庭での飼育の場合、好き勝手に繁殖をさせることが出来ないので、ストレスを抱えなくなることは、飼い主さんと犬の両方にとってメリットになりますね。
また、生殖器のガンは進行が早く、治療が難しい場合が多いのでこれらのガンの予防効果についてもメリットは大きいです!
【避妊去勢のデメリット】
●子どもをつくることが出来ない
●代謝の減少により太りやすくなる
などがあげられます。
最近は優秀なダイエットフードも増えてきたので、肥満に対してはある程度対策を取ることは出来ます。
最大のデメリットとなる「子どもをつくることが出来ない!」
という1点において問題がない場合は、避妊・去勢手術を考慮してもよいかもしれませんね。
④定期検診を受ける
ペットは言葉を話してくれないので、知らず知らずのうちに体調を崩してしまっている場合があります。
例えば、ペットが亡くなってしまう原因について知ると、そのことが良く分かると思います。
【ペットの死因のトップ5】
1位 悪性腫瘍(13.2%)
2位 事故(12.6%)
3位 感染症(8.2%)
4位 呼吸器疾患(6.6%)
5位 消化器疾患(6.3%)
以上がペットが亡くなってしまう原因のトップ5になりますが、
特に気を付けなくてはいけないのが、原因の1位になっている「悪性腫瘍(ガン)」です!
悪性腫瘍は多くの場合において、自覚症状がなく、気づいた時には手の施しようがないということも起こりえます。
普段からよく観察していたり、イボと悪性腫瘍の違いをよく理解している場合は未然に対処することが出来るかもしれませんが、
●イボと悪性腫瘍の違いが分からない
●内臓など、普段見えない位置が腫瘍化してしてしまう
などがあると、なかなか早く気付いあげることは難しいです!
人間も犬も、定期的な健康診断で、日頃の健康状態を自覚して
より良い食事、適切な運動、ストレスのない日常を心がけて、健康で幸せな日々を過ごしましょう(*^-^*)
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