今回はペットに毎日与えている『ペットフードの与え方』について解説していきます!
ペットフードについての解説って聞くと、
そんなの聞かなくても分かってるよ!
と思う方もいると思いますが、意外と知らないまま何となくで与えてしまうっているケースをよく見かけます。
例えば
うちの子って、ゴハンをどのくらい与えたらいいの?
ゴハンの回数は何回がいいの?
うちの子、ゴハンを食べなくて困っちゃう💦
等々、ペットフードだけでも沢山の質問を頂くことがあります。
その中でも特に「せっかく購入したペットフードを食べない!」という質問を頂くことが多いので、今回はHug店長がお店でよく頂く質問や、ペットフードでありがちな質問について解説し、
についてもご紹介しますので、今後の参考にしてくれたらとても嬉しいです(*^-^*)
1.ペットに与えるフードの適正量
「ペットがフードを食べない」、もしくは「フードを残している」場合にはペットフードを与えすぎているかもしれません。
ペットフードが既定の量より多いと
●肥満になる
●残ったフードが酸化してしまう
●残したフードが床に散乱する
などの問題になりえます。
◆ペットフードの袋を見よう
愛犬・愛猫に一体どのくらいの量を与えれば良いかについてですが、現在使用しているペットフードの袋に体重別の給餌量が記載されているはずです。
実際にペットフードの袋の給餌量についての表記を見てみると
【1日当たりの給餌量】
これは使用しているペットフードの種類によって栄養価やカロリーに違いがあるためです。
例えば3kgの犬にペットフードを与える場合に、
●Aのフードは87g
●Bのフードは70g
という様に、使用しているペットフードによって給餌量が違います。
◆正しい給餌量の計算方法
ペットフードには一日当たりのフードの給餌量の目安が載っているので、この一覧表を参考に与えることになる訳ですが、一食当たりの給餌量はそこから計算する必要があります。
体重が3kgの場合・・・1日当たり87g
朝・夕の2回給餌・・・87g÷2回(朝・夕)= およそ43g(1食当たり)
となります。
コチラの分量は目安ですので、多少前後しても大丈夫です!
自分のペットの体重が肥満や瘦せすぎにならないように、フードの表記に近い分量を給餌するように心がけましょう(*^-^*)
【例2】表記には載っていないけど、2.5kgのワンちゃんの一日の給餌量は?
実際にペットの体重を図ってみるとピッタリ3㎏ということはあまりないですよね💦
では、例にあるように2.5kgの時はどのように考えればいいでしょうか?
フードの表記をもう一度見てみると
となっています。
1日の給餌量が
・2kg・・・71g
・3kg・・・87g
となっているので2.5kgの場合は、その中間を目安にして大丈夫です。
中間の平均の計算方法としては
87g(3kg)+71g(2kg) = 158g(5kg)
158g(5kg)÷2 = 79g(2.5kg)
となりますので、2.5kgの場合一日の給餌量はおよそ79gとなります。
※この計算方法は他のフードや缶詰でも一緒です。
実際、ペットの年齢や、健康状態、妊娠の有無などによって摂取カロリーは変わるので、こんなにきっちりと計らなくても大丈夫ですが、
過度なカロリーを与えてしまうと、肥満になってしまったり健康に影響が出てしまうのである程度の必要なグラムは自覚して与えましょう!
ペットフードの量を計る時は、こちらのキッチンスケールが便利です!
◆食器を載せた状態で表記を0(ゼロ)にする。
◆その状態でフードを食器に入れる
◆手作りオヤツにもおススメ
2.自宅で簡単にペットの体重を計る方法
ペットの体重管理のためには、『ペットの体重を知る』ということが必須条件です。
自分のペットの体重が分からないよ💦
という方も多いですよね?
飼い主さんの中には「動物病院で毎回体重を計ってもらっているよ!」という方もおられますが、自宅で簡単にペットの体重を計れるのはご存じでしょうか?
意外と知らない方も多いので、自宅でペットの体重を計る方法をご紹介します。
実は簡単にお家でペットの体重を計れるんです!
◆ペットの体重を計る具体的手順
用意するものは、たった一つで人間用の『体重計』のみです!
【ペットの体重を計る方法】
① ペットを抱っこして一緒に体重を計る
⇒例:合わせて60kg
② ①の数値から自分の体重を引く
⇒例:60kg(合わせた体重)-50kg(自分の体重)=10kg(ペットの体重)
上の方法だけでペットの体重を簡単に計算できます。
これをお店で説明すると
なるほど!確かにそうだね!!
と意外と喜んでもらえます♪
ペットの体重が分からないと
●体重管理が出来ない
●一日に必要な給餌量が分からない
ということになり兼ねないので、もし自分たちのペットの体重が分からない場合は、1度一緒に体重を計ってみましょう(*^-^*)
ちなみにおススメの体重計はコチラです!
ペットの体重を計る時にアナログタイプだと分かりにくいので、断然デジタル表示が楽に計ることが出来ます。
こちらはデジタル表記なのはもちろんのこと、大変薄く洗面所の隙間や隅にしまうことができるので、場所を取ることもなく大変便利です!
もちろん人間の体重や体脂肪率も表示できるので、飼い主さんの体重管理にもおススメですよ!
3.ゴハンの回数は何回がいいの?
ペットにゴハンをあげる際は、何回あげればいいの?
という疑問も良く頂きますが、その時の返答は
家庭環境に合わせて与えて大丈夫です!
例えば成犬・成猫を飼育している場合は、家族の一員として飼い主さんが無理のない回数で良いと思います。
【例】夫婦二人暮らしで共働きの場合
このケース場合、ほとんどの昼間は仕事していて家にいないことが考えられるので3食与えるのは難しいですよね?
その場合であれば、朝・夕の2食にして適正量を与えられれば大丈夫です。
一日に必要な給餌量(カロリー)が足りていれば、基本的に問題ないからですね。
とはいえ、状況によっては回数を増やしたり、フードに工夫する場合もあります。
その主な例は『幼少期(または超高齢)のペットを飼育している場合』です。
◆幼少期(超高齢)のペットを飼育している場合
幼少期・超高齢期のペットは消化器官が未熟だったりするのでゴハンの与え方は注意が必要です。
≪幼少期・超高齢期のペットの注意点≫
①消化器官が弱くて栄養を吸収しにくい
②自分の力で食べない子がいる
③フードをちゃんと認識していない
①消化器官が弱くて栄養を吸収しにくい
幼少期の場合は消化器の成長が未熟で、高齢な子は衰退していることが多いです。
この様に消化器官が万全でない場合には、「消化しやすいフード」を心がける必要があります。
●ドライフードをお湯でふやかす
●粉ミルクで栄養を付加する
この二つの方法が有効です。
フードをお湯で柔らかくすることで、「食べやすく」「消化吸収がしやすく」「嗜好性」が増すというメリットがあるためです。
その柔らかくしたフードに粉ミルクなどで栄養を付加してあげることで、消化器官が未熟であっても多くの栄養を取り込むことが可能になります。
②自分の力で食べない子がいる
チワワ・ヨーキー・ポメラニアンなどの様に超小型犬種の幼少期や、超高齢期のペットは体力が無いために自分でゴハンを食べられない場合があります。
そうした子には①で説明したように「フードをふやかして」「粉ミルクで栄養を付加」したフードをシリンジで与える必要があります。
シリンジを使用する際はお湯を多めに入れて、なるべくフードを柔らかくしてあげると使いやすいです。
シリンジで飲ませる時は口の横から差し込んで、ゆっくり流してあげると飲み込んでくれます。
③フードをちゃんと認識していない
幼少期や超高齢期は五感(嗅覚・味覚など)が未熟なために、フードを認知出来ない場合があります。
その際は、①で説明した方法や、「缶詰・パウチ」などの香りの強いフードを合わせて使用してあげましょう。
健康なペットに「缶詰・パウチ」を常用してしまうと、缶詰を入れないと食べない子になる場合があります。
しかし、フードをしっかり食べないことには栄養を摂取できないので、高嗜好性の缶詰・パウチ・オヤツなどを一緒に使用して、フードが食べ物であることを認識させてあげましょう。
その際の注意点として、「チワワ」「ヨーキー」「ポメラニアン」など
特別に小さい個体の場合は、食事がとれないでいると『低血糖』というエネルギー切れを起こすことがあるので、なるべく朝のご飯は完食したのかどうか確認してから外出されることをお勧めします!
低血糖とは血糖値が正常範囲以下にまで下がった状態のことをいい、冷や汗、動悸、意識障害、けいれん、手足の震えなどの症状があらわれます。
もしも低血糖を起こしたらどうしたらいいの💦
という方のためにアドバイスをすると、こちらの栄養剤がおススメです!
コチラの栄養剤は、栄養や糖質を含んでいるので低血糖対策だけではなく
『日頃のご褒美』・『フードを食べない時のプラス』・『しつけのご褒美』などにもおススメです!
もしご自宅にスタミノンが無い時に低血糖を起こしたときは『ガムシロップ』や『砂糖』でも大丈夫ですが、
最近の甘味料は人工甘味料のことが多く糖質を含んでいないことがあるので、なるべくスタミノンの様なペット用の栄養剤を用意しておくといいでしょう!
4.食いつきが悪い時はどうすればいいの?
ペットフードを与えても「食べなくて困っている💦」という悩みの相談は意外と多いです。
飼育されている犬種によっては、
目の前にあるものは何でも食べる!
という困った子もいますが、チワワ・プードル・ヨーキー・柴犬等の犬種はグルメで食事を思う様に食べてくれないということが比較的多いように思います。
では、そんな子たちにもフードを食べてもらうためにはどうすればいいのか解説していきます。
対策① フードを酸化させない
ペットフードというのは、犬や猫が食べたくなるように様々な工夫がされています。
●美味しそうな香りをつける
●粒のサイズや形状を工夫する
●好まれる材料を使用する
しかし、ペットフードの保管方法が悪いとペットフードの『劣化』や『酸化』を引き起こし、食べ難い物にしてしまいます。
ペットフードは「香りをつける」ために、ペットフードに油(脂肪分)を吹き付ける事が多いですが、この油(脂肪分)は放置してしまうと酸化してしまい『味』も『香』も損なってしまいます。
例えば、私たちがステーキを食べる時も
(1)焼きたてのステーキ
(2)前日に焼いてすっかり冷めたステーキ
の二つでは、誰しもが(1)の焼きたてのステーキの方が美味しいと感じるはずです。
焼きたてのステーキが美味しく感じる理由は『メイラード反応』が起こるためです。
しかし、このメイラード反応は放置してしまうと『味』や『香』が悪くなってしまいます。
ペットフードも保存性の為に加熱処理して作られるわけですが、フードの袋を開いたまま放置してしまうとフードの脂肪分が酸化してしまい味や香りを損なってしまい、結果としてペットがフードを食べなくなる原因へと繋がります。
対策方法
ペットフードを酸化させないためには
●ペットフードの袋を閉じるようにする
●予めペットフードをジップロックに小分けに入れる
●フードストッカーで保存する
以上の3つがおススメです。
特に『フードストッカー』という商品は収納もスッキリして使いやすいと思います。
◆保存する容器から楽々給餌
◆計量カップで量が計れる
◆省スペースで保存可能
いずれの手段にせよ、ペットフードを酸化させない!ということが重要なのでなるべく劣化しない様に気を付けましょう。
対策② フードをお湯で柔らかくする
ペットフードは、タンパク質や脂肪分を含むので加熱すると嗜好性が増します。
そこで対策②としての提案として『フードをお湯で柔らかくする方法』を試して欲しいと思います。
≪フードをお湯でふやかす方法≫
1食あたりの量のフードが浸るくらいのお湯をいれて蓋(ラップでも可)をします。
⇒5分位置くとお粥みたいになるので、それを与えます。
この方法は、消化器官が弱い仔犬・高齢犬や体調が悪い子にもおススメです!
このふやかしたフードに次で紹介する粉ミルクを混ぜると、より抜群に食べるようになると思います(*^-^*)
対策③ お気に入りのおやつや、ふりかけ、缶詰を使用する
ペットフードが既に酸化して味が変異していたり、ペットフードに慣れなくてどうしても食べない時は、
●お気に入りのおやつを小さくしてゴハンに混ぜる
●ペット用のふりかけや缶詰を混ぜる
等も効果的です!
体重に問題がなければ、栄養面からも粉ミルクがお勧めです(*^-^*)
対策②で説明したように、ふやかしたフードに粉ミルクをかけて、スプーンなどで混ぜることで、お湯の熱によってフードと粉ミルクの脂肪分から香りが立って、更に食いつきがアップすると思います。
粉ミルクも色々ありますが、特におススメは「ゴートミルク(ヤギのミルク)」が食いつきや栄養面でおススメです(*^-^*)
メインバーグ社のゴートミルクは人間用として販売されていますが、ワンちゃんや猫ちゃんにもご利用が可能です。
ゴートミルクであれば、牛乳の様にお腹がゴロゴロしにくいので安心してご利用いただけますし、栄養価も高いので普段の栄養補強やサプリメントの代わりとしても与えられるのでおススメです(*^-^*)
対策④ 違うペットフードを試してみる
ペットフードを食べない場合
●普段食べているゴハンに飽きている
●今のフードが既に劣化(酸化)している
などの可能性があります。
もしこれらの理由に心当たりがあるのなら、他のフードを試してみてはどうでしょう?
次はどんなフードを用意したらいいの?💦
次のフードを用意する時の注意点としては
●ペットフードに使用しているタンパク源を変更する
●他のメーカーのフードを購入する
この二点を心がけて欲しいと思います。
ペットフードに使用しているタンパク源を変更する
このタンパク源を変更するというのは、ペットフードに使用している原材料をみて、現在使用しているフードと違う原材料を試して欲しいということです。
例)今使用しているペットフードの原材料が「チキン」になっている場合
「馬肉」「ラム」「魚」などの違う素材のフードを使用することで、より効果が出ると思います。
変更におススメのペットフードはコチラです!
◆ペットフードとしては珍しい馬肉を使用したペットフードです!
◆食いつきもよく、アレルギー対策としてもおススメ!
他のメーカーのフードを購入する
今使用しているペットフードのメーカーと変える理由としては
メーカーが一緒だと他の商品であっても「味」や「香」が似てしまう
可能性があるためですね。
もし今のフードに飽きている状態であれば、今までと明確に違うフードの方が反応が良いことがあるので、今までと違うメーカーのフードを試してみましょう。
対策⑤ 電子レンジで温めてみる
ペットフードはタンパク質や脂肪分を使用しているので、電子レンジで温めると香りが立って食いつきを促せます。500wの電子レンジであれば15~30秒で試してみましょう。
加熱後はかなり熱くなっていることがあるので、少し冷ましてから与えるとよいと思います。
まとめ
≪今回のまとめ≫
1.ペットに与えるフードの適正量は?
2.ペットの体重ってどうやって計るの?
3.ゴハンの回数は何回がいいの?
4.食いつきが悪い時はどうすればいいの?
1.ペットに与えるフードの適正量は?
ペットフードの過剰摂取は
●肥満になる
●残ったフードが酸化してしまう
●残したフードが床に散乱する
などの問題に繋がりがちです。
フードに記載されている規定量を与える様に心がけましょう。
2.ペットの体重ってどうやって計るの?
【ペットの体重を計る方法】
① ペットを抱っこして一緒に体重を計る
② ①の数値から自分の体重を引く
一見食べないかな?と思っていても体重が変わっていない様なら心配ない場合が多いです。
もしくは間食している可能性もありますので、栄養バランスに気を付けてあげましょう。
3.ゴハンの回数は何回がいいの?
飼い主さんの都合に合わせてで大丈夫です。
ですが、もし幼少期や超高齢期の場合には一回で沢山のフードは食べられないので、回数を多く与えるか、常に食べられるように用意してあげるといいですね。
4.食いつきが悪い時はどうすればいいの?
もしもフードを食べない時は
(1)フードを酸化させない
(2)フードをお湯で柔らかくする
(3)お気に入りのおやつや、ふりかけ、缶詰を使用する
(4)違うペットフードを試してみる
(5)電子レンジで温めてみる
以上の5つの方法を試してみて下さい!
ここまで読んでくれてありがとうございます(*^-^*)
飼い主さんによってはここでは取り上げなかったフード悩みを持っていると思います。
良ければどんなことで困っているかコメント頂ければ回答できると思います。
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