【超重要!!ペットフードの選び方①】 ~ 選んではいけないペットフードの特徴 ~

ペットフード
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ペットフード選びは重要なのか?

ペットフードを買おうと思って売り場に行くと所狭しと、フードが並んでいて

一体どれを買ったらいいの?

ってなったり

 

売り場にあれほどフードがあっても、どれも似たようなもんでしょ?

って思っている方もいますよね?

昔の私がそうでした(笑)

 

実際ペットフードって勉強することが難しくて専門学校に通っていても、授業でしっかり学ぶということは少ないと思います。

 

せいぜい「レギュラーフード」「プレミアムフード」っていうランクがあるんだよー!

と習うことはあるかもしれませんが、具体的にどのような違いがあるのかについては授業で習うことは少ないでしょう💦

 

じゃあ実際、プロとしてフードを取り扱っている立場から見てペットフードってそんなに違いがあるの?と聞かれたら

Hug店長
Hug店長

全然違いますよ!

本当にフード選びは超重要です!!

って答えます。

 

実際に私自身が幼少期から犬と生活をしている中で、様々なフードを与えてきた経験があります。

こうして皆さんにペットの知識を披露できるのは20年以上ペットを飼ってきた経験と、専門学校や、現場で様々な勉強をしてきた成果です。

 

子供の頃はそんな知識もなかったので「安いフードでも大丈夫かな?」と思っていた時期もありました💦

しかし、当時飼っていた犬が高齢になって食欲がなくなってきたり、元気がなくなった時期にペットフードの質を良いものに変えたら、白髪まみれだった老犬目に見えて元気になったり白髪が減って本来の毛色に戻ったりと、劇的に変化したのを目の当たりにしてからペットフードの大切さを実感するようになりました!

 

身体を構成しているのは、食べ物から得られた栄養(主にアミノ酸)で成り立っています。

もしも日常的に摂取する食べ物が

  • 劣化(酸化)した素材で作られたフード
  • 栄養がスカスカなフード

などを与えてしまっていたら、身体の色んなところに影響が出てしまうのは当然ですよね?

しかし、実際に販売されているペットフードの中にはこうしたフードは実在します。

 

今回は

選んではいけないペットフードの特徴

について解説する内容になっています。

 

『悪質なペットフード』『良質なペットフード』の違いについて学んで今後のペットフードの選びの参考にしていただけたら嬉しいです(^^♪

 

 

1.悪質なペットフードとは?

 

では、『悪質なペットフード』ってどんなフードでしょうか?

私が定義している『悪質なペットフード』の条件は次の3つです。

 

【悪質なペットフードの条件】

①原材料が穀物まみれ

②使っているたんぱく質が不明瞭

③あまりにも安すぎる

こうした条件を満たすペットフードは格安なペットフードに良く見られる条件でもあります。

 

これらの条件がなぜ『悪質なフード』の原因になってしまうのかについて解説していきます。

 

①原材料が穀物まみれ

まず『犬』という生き物は肉食に近い雑食動物です。

そのため、穀物を分解する『アミラーゼ』という酵素をほとんど持っていません!

※アミラーゼ・・・デンプンをブドウ糖へと分解して、消化吸収を良くしてくれる酵素

 

人間であれば唾液中にアミラーゼが含まれているので、咀嚼している時に米や小麦などに含まれているデンプンをブドウ糖へと分解してくれますが、

犬の場合は唾液の中にアミラーゼがほとんど含まれていないうえに、犬は咀嚼することなく丸のみにしてしまう生き物なのでデンプンがそのまま体内の消化器官へと送られてしまいます。

そのため小麦やトウモロコシの様な穀物を過剰に摂取してしまうと、デンプンが分解されないまま内臓を通ってしまうので、消化不良やアレルギー症状を起こすことがあります。

 

デンプンを過剰に摂取した時の具体的な症状としては、

●うんちの量が増える

●腸管が荒れて変なうんちが出る

●アレルギー症状がでる

などの症状が出ることがあります。

 

ではどうしてこれらの症状が起こるのかというと、デンプンは言わば食物繊維の塊になります。

多少の食物繊維であれば腸内の運動を促進したり、腸内環境を整えてくれる有益な物になりますが、過剰な食物繊維は腸内環境を傷つけてしまう可能性があります。

 

腸内は腸粘膜と呼ばれる粘膜が表面を覆っており、この腸粘膜があるお陰で腸内をスムーズに食べ物が移動したり、腸内が傷つかない様に守られているのですが、

過剰に食物繊維を摂取すると、腸内を通る時に腸粘膜がはがれてしまい、出血(腸管出血)や腹痛・下痢などを引き起こす可能性があります。

 

うんちの中に透明なジェル状の排泄物がある時は、腸粘膜がはがれてしまっているので整腸剤を入れてあげたりして腸内のケアをしてあげるといいですね。

 

【おススメの整腸剤】新ビオフェルミンS

コチラの商品は顆粒状になっているので調整がしやすく、味も甘めに仕上がっているのでスムーズに食べてくれます。

量は一緒に添付されているスプーン一杯をあげると良いと思います。

人間用になりますので飼い主様も一緒にぜひ試してみてください。

 

②使っているたんぱく質が不明瞭

安価なフードにありがちですが、使用しているたんぱく質が不明瞭で、どんなお肉を使用しているのか分からないことが多いです。

特に『○○副産物』、『肉類』、『ミートミール』などの表示があったら注意が必要です。

 

これらの表示は肉が入っていなかったり肉のほかに骨・内臓・トサカなど食品として向いていない部位を使用していることがあるので、これらの表示があるペットフードは避けた方が良いでしょう!

 

〇〇副産物

図

【一般社団法人 畜産副産物協会】参照

実際に販売されているペットフードの中には、『肉副産物』と呼ばれる原料を使用して作られているペットフードがあります。

肉副産物についてAAFCO(アメリカ資料検査官協会)の定義では

肉副産物とは・・・肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、および部分的に脱脂された低温脂肪組織、および内容物を含まない胃や腸など、と殺された動物の肉以外の精製されていないが清浄な部位。 毛、角、歯やひづめは含まれない。

となっていますが、簡単に説明すると。

肉副産物とは、精肉・毛・角・歯・ひづめ以外を使用した原料

ということになります。

 

つまり副産物には肉は入っておらず、主に内臓物を表します。

この内臓物には骨も含まれていますが、どの程度骨を使用しているのかは不明です。

 

最近はペットフードの規制も厳しくなったので、意外と使用しているフードが減ったとは思いますが、もし購入しようと思っているフードの原料にこの表記があったら避けておいた方が良いでしょう。

 

肉類

この「肉類」という表記も注意が必要です。

最近は「副産物」という表記ではなく、この「肉類」という表記のフードが多くみられます。

肉類という表記の定義としては

肉類…新鮮な又は適正な方法により保存されてある哺乳動物・家禽(かきん)類等の生肉、肉体部分、並びに上記動物の体又は体の一部から生じる全ての副生物及びその加工物

簡単に説明すると

精肉+肉副産物(内臓・骨・血液など)を混ぜたもの

ということです。

精肉が使用されてはいますが、そこに本来であれば食べないであろう骨や内臓部位も含まれている可能性がありますので、かなり曖昧な表記になります。

 

ミートミール

ペットフードの中には『ミートミール』と表記されている場合があります。

例えば「チキンミール」となっている場合であれば

チキンミール…ひき肉ないし粒のサイズを小さくした鶏肉。足、もも、胸などの部位、骨を抜いた鶏全体から取った肉、皮を食肉加工(新鮮な肉から水分と脂肪を除去する)して得られる乾燥ミール。

という定義に当てはまるので、チキンの様々な部位のお肉を脱脂加工させたものとなるので、比較的安全です。

 

しかし、『ミートミール』という曖昧な表記の時は注意が必要です。

ミートミール…血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃、ルーメン(牛の第一胃)の内容物部分を精製したもの。

つまり、肉以外のすべてを使用している物です。

 

「ミートミール」のデメリットとしては

●どんな食材を使用しているのか不明

●普段は食べる事がない原料を使用している可能性

●アレルギーを起こす素材が含まれている可能性

などが考えられます。

 

原材料費は破格に安くなるので、フードも低価格で販売が可能となりますが、購入は控えたほうが良いでしょう。

 


③あまりにも安すぎる

安いと聞いて、「いったい何が悪いの?」という意見もあると思いますが、フードを作っているメーカーさんも利益のために商品を作っているので、

あまりにも安すぎるフードは使用している原料が粗悪なものを使用している可能性があります。

 

実際にホームセンターなどで販売されているフードの中には1kgあたり¥300位のフードもありますが、これは一般的に販売されている小麦粉とほぼ変わらない価格です。

比較手に安く手に入る「鶏むね肉」が1kg当たり600~1,000円するのを考えるとかなり低価格なのが分かると思います💦

 

メーカーは原材料の価格を抑えるために、劣化したたんぱく質や、本来なら食品として成立しない原料を使用している場合があるので、『安すぎるフード』には注意しましょう!

 

◆悪質なペットフードを与えるとどうなるの?

では、実際に悪質なペットフードを与え続けるとどうなるかについて見てみましょう!

 

一般的に安く販売されているペットフードは、「レギュラーフード」とも呼ばれ、安く販売するために、安価な材料でフードがつくられています。

 

安価なだけではなく、中には悪質な材料などを使用している場合もあり、そうした質の悪いフードを長期間与え続けると上記の様に、

アレルギーを引き起こしたり、下痢皮膚疾患体臭が出る、栄養失調など様々な健康被害が発生することも珍しくありません!

 

身体に不調をきたすと、結果として動物病院のお世話になって予定外の出費になることも起こりえますので、『良質なフード』を与える様に心がけましょう(*^-^*)

 


2.良質なペットフードを選ぶメリット

では実際に、フードの選び方が正しかったらどんなメリットがあるのかについて見てみましょう(*^-^*)

 
≪良質なペットフードを与えるメリット≫

①ペットの健康を維持できる

②動物病院にかかる頻度が減り、交通費、医療費が浮く

③フードによっては排泄の回数が減るのでお世話が楽になる

④体臭・口臭が気になりにくくなる

⑤アレルギーが出にくくなる(ストレスがかからない)

⑥ペットと一緒に過ごせる時間が楽しくなる

⑦周りに人との会話の機会が増える

などが挙げられます。

人によってはもっと多くのメリットを感じる方もいるでしょう。

では、『良質なペットフード』を選ぶことで、これらのメリットがどうして享受出来るのかについて解説していきます。


①ペットの健康を維持できる

日々の健康は主に食べ物から成り立っています。

その毎日摂取する食事が「新鮮」で、「バランスよく」「良質」であれば、相応の健康を維持することが可能です。

これは人間にも当てはまりますが、犬・猫の場合にはもっと大きい意味を持ちます。

なぜならば、犬・猫はペットフードのみを栄養として健康維持をしていることが多いためです。

 

中には手作りのペットフードを与えていたり、サプリメントなどで栄養のバランスを調整している方もいますが、ほとんどの飼い主さんはペットフードで食事管理をされています。

 

また一度用意したペットフードは食べ終わるまでの約一カ月間食べ続けるので、「ペットフードの品質」というのが重要になります。

 


②動物病院にかかる頻度が減り、交通費、医療費が浮く

ペットと生活をしていると、場合によっては体調を崩してしまったりで動物病院のお世話になることもあります。

しかし、その体調不良が食べ物が悪いために通院しているケースも見受けられます。

 

≪食事の品質が悪いために起こり得る体調不良≫


●アレルギー症状(肌の痒み・炎症など)

●下痢・嘔吐

●消化不良

●ストレスによる問題行動

●内臓の負荷による倦怠感

などがあげられます。

 

「品質が悪いペットフード」というのは『低価格』になる傾向があるので、知らずに「悪質なペットフード」を使用している飼い主さんの多くが『ペットフードの価格』を気にして、結果として品質の悪いペットフードを選んでしまってると思います。

 

しかし、ペットフードの価格を抑えたとしても「体調不良」を起こしてしまって、場合によっては「良質なペットフード」以上の費用を動物病院にかけている可能性があります。

確かに毎日食べる物なので「ペットフードの価格」はとても重要ですが、もし現在飼育しているペットの体調が悪い時には「良質なペットフード」を試してみても良いかもしれませんね。

 


③フードによっては排泄の回数が減るのでお世話が楽になる

良質なペットフードは、消化吸収が良い食材を使用している場合が多いです。

例えば消化しにくい食材として「穀物」が挙げられますが、犬・猫という生き物は肉食動物に近い性質を持つために穀物の消化吸収が苦手です。

 

良質なペットフードは「穀物」の使用を控えていたり、全く使用していない(グルテンフリー)フードも珍しくありません。

そのため消化吸収が良く、ウンチも小さくなるので排泄する回数や臭いが減少する傾向にあります。

 

もし日々のおトイレの回数やお世話の手間に悩んでいたら、あとで紹介する「良質なペットフード」を試してみても良いかもしれません。

 


④体臭・口臭が気になりにくくなる

食べ物などでアレルギーが出ると、身体の炎症が起こります。

こうした炎症が悪化すると、「全身に痒み」がでたり、「膿皮症」「脂漏症」などの皮膚疾患を引き起こしかねません。

これらの症状は、悪化すると特有の臭いを放つことがあるので、室内で一緒に過ごしている場合にはかなり気になるレベルで臭いが出ます。

 

また「悪質なペットフード」は、免疫力の低下などを引き起こし「歯肉炎」などの原因にもなりえます。

「歯肉炎」を放置して悪化させると、「歯槽膿漏」を引き起こし「歯」や「口内の骨」が溶けて悪臭を放つようになります。

 

歯肉炎や歯槽膿漏を予防するためにも、日々の栄養管理やデンタルケアなどに気を付けてあげましょう。

 

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「歯磨きが苦手」「お手入れの手間が億劫」「簡単にケアしたい」場合には試す価値がある商品です!

 

⑤アレルギーが出にくくなる(ストレスがかからない)

『劣化したタンパク質は、通常の物に比べてよりアレルギーが起こりやすい』という報告があります。

そのため、普段食べている食事の品質をコントロールすることはアレルギーの予防にもなります。

 

また高品質なペットフードは「アレルギー」にもかなり気を付けており、「グルテンフリー」「シングルプロテイン」など、その商品のコンセプトもしっかりしていることが多いです。

 

食べ物のアレルギーは痒みを生じやすく、慢性的な痒みはペットのストレスへと繋がり、結果として『問題行動』へと繋がる場合もあります。

 

ストレスなく、幸せに過ごすためにもペットフードの品質はこだわる価値があります。

 

⑥ペットと一緒に過ごせる時間が楽しくなる

頻繁に体調を崩したり、悪臭を放ったりしていたらペットも飼い主さんも楽しいペットライフとは言い難いですよね?

ペットライフを全力で楽しむ為には

≪ペットライフを楽しむ3カ条≫


●ペットも飼い主さんも健康であること

●日々を全力で楽しむこと

●幸福感を持って接すること

以上の3つが大事だと思っています。

飼い主さんの健康は勿論のこと、ペットの健康のためにもペットフードには気を付けてあげましょう。

 

⑦周りに人との会話の機会が増える

ペットフードの悩み相談は本当に多いです。

●どのフードを選んだらいいのか?

●アレルギーで困っている💦

●食べなくて大変💦

など、挙げたらキリがないほどです。

もし皆さんが、今回の記事を参考にしてペットフードの選び方が変わった、もしくは良いフードに巡り合えたなら是非周りの方にもアドバイスしてあげて下さい。

 

Hug店長
Hug店長

私のブログを読み返すことで、様々な知識を知ることが出来ると思いますので、皆さんの知識として活用してもらえたら嬉しいです♡

 

まとめ

 

身体を構成しているのは食べ物から得た栄養を元にして細胞を作るので、良質なたんぱく質を摂取することで健康な身体を構成することが出来ます。

 

これは人間の食事でも言えることですが、揚げ物やポテトチップスなど脂質が多い食事や、劣化したたんぱく質を摂取し続けてしまうと不健康な生活になることは想像できると思います。

 

ペットの場合は飼い主さんが用意したペットフードを栄養として過ごすことになります。

その際に『悪質なペットフード』を与えてしまうと、フードが無くなるまでの長期に亘って与え続けることになります。

 

食事は本来、身体を健康に維持するために摂取するものなので、せっかく買ってあげるなら、ペットが健康で喜んでくれるフードを選んであげましょう(^^♪

 

フードの選び方は超重要!だということが伝わったと思いますので、次は実際に販売されているフードの原材料を見ながら、『良質なペットフード』と『悪質なペットフード』を自分たちで見比べられるように学んでいきましょう!

 

続き⇒【ペットフードの選び方②】原材料を見る理由とは?

 

これから数回にわたってフードの違いや選び方の説明をするので、このブログを通じて皆さんのフードの選び方が変わったり、私みたいにペットフードの袋を見比べている人を見かけることが増えたらすごく嬉しいです♪

 

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