トリマーさんの一日の仕事内容
どうも『Hug店長』です(*^-^*)
今回はトリマーのお仕事って、どんなことしているの?ということについてご紹介していこうと思います♪
これからトリマーを志している方や、トリマーの仕事に興味を持っている方にとってはかなり楽しめる内容になっていると思います。
【トリマーの一日の仕事】
①今日一日のトリミングカルテの確認
②洗濯したタオルの取り込み
③お客様のトリミング内容の受付
④トリミング業務(シャンプー、トリミングなど)
⑤お会計(トリミング中の様子についても説明します)
⑥電話・予約受付
⑦来店接客・商品販売
⑧トリミング室の掃除(タオルの洗濯、ケージの消毒など)
⑨明日のトリミングカルテの用意
という流れになると思います。
では、順番に詳細を説明していきますね(*^-^*)
①今日一日のトリミングカルテの確認
トリマーさんの主な仕事は、ペットのシャンプーやトリミング、
そしてお客様からの受付業務になると思いますが、
そのすべての作業において「トリミングカルテ」が必要です。
トリミングカルテは犬種ごとにファイリングしてあったり、名前順だったりと店舗さんによってしまい方に違いはあると思いますが、長年トリミング業務をやっているお店だと、途方もない枚数を取り扱うことになります。(うちの店舗でも約1,000匹近くの量があります💦)
そのため、スムーズに受付をするためにあらかじめカルテのファイルから、本日使用する子のカルテを予め用意しておきます。
カルテの存在はとても重要なので必ず前日に用意して、当日に一応の確認をとるといいと思います。
②洗濯したタオルの取り込み
トリマーにとって、タオルは毎日使用する必須アイテムの一つです。
シャンプーの後に全身のタオリングをどれだけ念入りにできるのかで、ドライヤー時間の短縮へと繋がるためです。
ほとんどのお店でタオルは、洗い場の横に用意していることと思いますが、洗濯の場所や干している場所が遠かったり、外で干している場合があるので朝の段階で取り込んで、トリマーさんが使用しやすいようにタオル置き場に用意しておきます。
③お客様のトリミング内容の受付
受付は仕事内容を決定づけるものなので、とても重要になります。
カルテがあるので簡単そうなイメージがあるかもしれませんが、意外と慣れが必要で聞きそびれや確認忘れがあったり、イメージの共有が難しかったりします。
イメージの共有とは、受付の時にはカルテを使用しながらお客様のトリミングの要望を伺いますが、その際に前回の内容の確認と、今回の希望の形を飼い主さんに確認をとることになります。
前回と同じ内容であれば飼い主さんは既にその内容を実際に見ているのでイメージが出来ると思いますが、初めての内容だったりすると飼い主さんはほとんどイメージが出来ていません。
例えば、7月に来店したお客様の受付を行う時に、前回の長さがふんわり目の時は「涼しく過ごすために短く仕上げる」のか、「前回同様のふんわり目の仕上がり」で良いのかなどの確認を取ります。
もし初めて「短く仕上げたい」となった時は、どのくらいの長さを飼い主さんは「短い」と感じるのかを把握することが重要です。
そのため、長さを説明する時はなるべく近いカットの写真を飼い主さんに見せて、仕上がりの形のイメージを具体的に提示し、トリマーと飼い主さんとの間でイメージの共有を図ることが重要になります。
④トリミング業務(シャンプー、トリミングなど)
トリマーさんの主な業務になるトリミングですが、一言でトリミングといってもたくさんの工程で成り立っています。
①爪切りや耳掃除などのお手入れ
②シャンプー&リンス(トリートメントなど)
③タオリング&ブロー
④被毛のトリミング
⑤仕上げ(バンダナやリボンなどのプレゼント)
といった流れで行います。
この内容がお店によって違いが出るので、一番その店舗ごとの特色が見える箇所だと思います。
例えば、当店では必ずシャンプーは、「余洗い」→「本洗い」という様に二回以上シャンプーを行うようにしています。お店によっては一回だけの所もありますし、三回以上洗うという店舗さんもあります。
⑤お会計業務
お会計が仕事に対するお客様からの報酬になるわけですが、この仕事の最後の業務は次にまた来てくれるかどうかが決まる、重要な業務になります。
諺でも「終わり良ければ総て良し」とあるように、最後のお返しが不愛想だったりするとそれまでの仕事が全て台無しになってしまいます。
ですので、お返しする時は
●トリミングの様子はどうだったか
●身体で気になるところはなかったか?
●次の予約は、いつがいいのか?
などの報告や確認を行いながら会計を行います。
また、最近はキャッシュレス決済の普及もありレジ業務が煩雑になっているので、操作方法や金額の間違いがないようにしっかりと使用方法の教育を行いましょう!
⑥電話・予約受付
トリミングの受付は直接の来店で行うことよりも、断然電話予約が多いので電話対応についても慣れが必要です。
例えば電話対応では相手の様子が分からないので、電話に出たトリマーさんがどんなに忙しい状況であろうと、そのことを電話相手は知る由もありません。
そのため状況的には、話し方が早口になったり、態度が素っ気なくなってしまうこともあると思いますが、それでは電話相手を不快にさせてしまい、他の店舗さんに予約を移すことも十分に起こりえます。
そのことを自覚して、電話に出るときはどんなに忙しくても、なるべく平静を取り戻して丁寧に対応することが求められます。
⑦来店接客・商品販売
お客様の中には、商品を購入に来る方もいらっしゃいます。
そうした方は予約は入れないので、トリミング時間の合間に接客したり、商品の説明を行うことがあります。
その際も、あまりせわしない態度だとお客様は不快に思ってしまうので、周りと協力してトリミングの手順を変更したり、飼い主さんにお迎え時間の延長をお願いして、慌ただしくない様に工夫が必要です。
また、トリマーさんは意外と商品に対する知識が乏しいことがあるので、自発的に商品について勉強するとより良い接客が出来るようになると思います。
⑧トリミング室の掃除(洗濯やケージの除菌)
トリミング室の掃除で特に気を付けなくてはいけないのが、細菌やウイルスの蔓延です。
これは生態販売を行っているところは特に注意をしなくてはいけない項目ですね!
そのため、掃除の仕方もかなり本格的な方法をとることが求められます。
①ケージ内の掃除&除菌
②床の掃除
③トリミング道具の滅菌
④タオルの洗濯(ハイターで消毒の行う)
⑤床やケージ内の除菌を行う
という様に、常に細菌やウイルスがいることを想定して本格的に掃除を行います。
◆おススメの箒(ほうき)について
床にあるペットの毛を箒やモップで掃く時って、フワフワ浮いたりして中々掃除できないですよね?
でも、今お店で使用している箒は本当に便利なのでぜひ試してみてください!
【不思議なホウキ】
商品は箒として登録されていますが、モップ感覚で使用できる掃除道具です!
床やカーペットの『ゴミ』・『ホコリ』・『ペットの毛』などを取るのに便利です。
お家でペットを飼っているなら是非お試しあれ!
⑨明日のカルテの準備
朝はお客様が一斉に来る時間なので、前日のうちに次の日の準備をしておくことをおススメします!
当日の朝は、電話対応やトリミングの受付で余裕がなくなるので、出来る準備を行い余裕をもって朝の受付を行うことで、自分自身に負担をかけないで仕事に臨めると思いますので、時間が空いたらとにかく次の仕事に備えましょう!
トリマーさんの一日の仕事をざっくり説明すると、こんな流れになると思います。
どうでしょう?簡単そうだなとか、意外と仕事多いなとか人によって意見は様々と思います。
もしかすると、これから「トリマーさんになりたい!」って子がいるかもしれないので、
ひとことアドバイスするなら
『トリマーさんって、めっちゃ接客業ですよ!!』
ってことですね。
トリマーさんってあまり接客しないイメージを持つ方が多いですが、飼い主さんが人間である以上接客の技術は必要不可欠になります。
接客の技術は次の予約につながるための要素でもありますし、自分の仕事の価値を上げる武器にも成りえるので、これからトリマーを志す場合は「トリミングの技術」だけではなく、飼い主さんに喜んでもらうための接客方法についても考えておくと即戦力として活躍できると思います。
自己紹介にて私がトリマーになったきっかけについて書いているので、良ければご覧ください。
【私がトリマーになったきっかけ】⇒自己紹介
最後まで読んでくれてありがとうございます(*^-^*)
コメント