どうも『Hug店長』です(*^-^*)
今回は「カーミングシグナル」について解説しようと思います。
おそらく多くの人は
カーミングシグナルって何?
ってなりますよね?
現役のトリマーさんでも、その意味を知らなかったり
言葉自体も初めて聞いたという人もいると思います。
もしこのブログを見ている方で、カーミングシグナルを知っている方がいたら
本当に凄いと思います(*^-^*)
これから詳しく説明しますので、カーミングシグナルを学んで
愛犬とのコミュニケーションを深めましょう!
①カーミングシグナルって何?
今回説明するのは犬に関する非言語的コミュニケーションになります。
言葉通り、非言語(言葉以外の)を使用した、コミュニケーションの方法になります。
そして、カーミング(落ち着かせる)シグナル(合図)という名前通り。
犬同士で喧嘩をしないようにカーミングシグナルで回避したり、
「一緒に遊ぼうよ!」と誘ったりするコミュニケーションで良く使用されます。
またカーミングシグナルは言語ではないので、犬の言葉が分からない私たちでも、犬のカーミングシグナルを学ぶことで愛犬の気持ちを理解することが可能となりますし、
場合によっては、飼い主さんが愛犬に対してカーミングシグナルを行うことで意思の疎通や、安心感を与えることもできるようになります。
このカーミングシグナルを理解するときに重要なことは
●犬の表情
●耳の動き
●犬のしぐさ
●尻尾の動き
などの行動を観察することで、愛犬の気持ちを理解したり、意思の疎通を図ることだ可能になります。
え~~?本当に??
って思う方もいるでしょう。
では、例えば犬が尻尾を振っていたら皆さんは、愛犬がどんな状態だと思いますか?
1.悲しんでいる
2.喜んでいる
3.怒っている
どうでしょう?
多くの方が2番の「喜んでいる」と思ったのではないでしょうか。
これは、尻尾を振るというのは犬が嬉しいときの行動だというカーミングシグナルを皆さんが知っていたという証拠です。
つまりは、カーミングシグナルとは愛犬のしぐさを学ぶことで、愛犬の気持ちや意思を理解することが可能になります。
なんだ!簡単じゃん!!
と考えるのは、まだ早いですよ!
実は先ほどの質問の、「愛犬が尻尾を振る」という行動は2番の「喜んでいる」を正解を答えましたが、実は3番の「怒っている」も正解なんです!
ここら辺の違いについてもこれから解説しましょう(*^-^*)
②尻尾を振る行動の意味は?
一般的に尻尾を振る行為は、「喜んでいる」時のカーミングシグナルとして知られていますが、
正確に犬の気持ちを知るためには尻尾の振り方や、表情を見る必要があります。
ここでは、尻尾の動きと犬の気持ちについて説明します。
【尻尾の振り方】
●尻尾を根元から大きく左右に振る
●尻尾を上げて小刻みにふる
●尻尾を内股に巻き込んでいる
●尻尾が垂れ下がっている
●尻尾を根元から大きく左右に振る
犬が尻尾を大きく左右に振る時は、
感情が興奮している時
に起こるカーミングシグナルです。
つまり、
●喜び(嬉しい♪)
●期待(何かな?♪)
●怒り(ガルルルル(# ゚Д゚))
など、感情が大きく動いている時に連動しているのが尻尾になります。
多くのワンちゃんは、とても社交的で人に喜んでもらうことが大好きなので、
皆さんに合うと嬉しかったり、期待感で尻尾を振ることが多いので、
基本的には『喜び』と捉えて問題ありません。
しかし、全く知らないワンちゃんに遭遇して尻尾を振っていたら少し注意してみましょう!
例えば、
●大きくゆっくり左右に振る
●表情が歯をむき出しにしている
●唸り声をあげている
などの場合は、怒っている可能性が高いです。
(中にはコミュニケーションが独特で、このすべてが当てはまっても喜んでいることがあります💦)
つまり、犬のカーミングシグナルを理解する時には尻尾だけで判断するのは危険かもしれないということです。
犬の尻尾、表情、声、その場のシチュエーションなどを考慮して、ワンちゃんの気持ちを理解してあげましょう(*^-^*)
●尻尾を上げて小刻みにふる
これは小型犬で、よく見られる行動ですが、
警戒している
時に見られるカーミングシグナルです。
気が弱いワンちゃんが、何か得体のしれないものや
自分が苦手なものに遭遇した時は尻尾を小刻みに降って警戒感を表します。
例えば、動物病院の入り口や、いざ診察を始める時の尻尾の動きがこれにあたります。
尻尾を振るという点では、先ほどと同じ説明ですが、
振り方が明らかに違うので、意外と分かりやすいと思います。
もしご自宅のワンちゃんが怖がりさんな時は、よく観察してみてください(*^-^*)
もし自宅で、何もないのにこうした行動がみられるときには
体調がすぐれない可能性があるので、よく様子を見てあげましょう!!
●尻尾を内股に巻き込んでいる
これも有名なカーミングシグナルの一つですが、
怯えて萎縮している
時に起こるカーミングシグナルですね。
犬同士の対面時や、動物病院でもこうした尻尾の状態は良く見られると思います。
その子の性格や、経験値によって、尻尾を小刻みに振ったり、尻尾を丸めてしまったりと行動に差が出ます。
尻尾を丸める理由ですが、犬にとって尻尾は急所の一つなので
相手に攻撃されないように内股にしまい込んでいると考えられています。
この状態のワンちゃんを見かけたら、とりあえず触るのは避けたほうが良いでしょう。
すでに余裕がないので、手を出した瞬間に噛まれてしまう可能性が高いです。
もし愛犬がこうなった時には、静かに頭をなでて安心を与えてあげましょう。
●尻尾が垂れ下がっている
力なくだらーんと垂れ下がっている状態は
リラックスしている状態
を表します。
尻尾を振るのは感情が高ぶっている時なので、
本当にリラックスしている時の尻尾は、だらーんとぶら下がって動いていません。
お家で愛犬を撫でてあげている時に尻尾を見てみてください。
おそらく尻尾を振っているか、垂れ下がっていると思います。
撫でている時に尻尾を振っていたら喜んでいる証拠ですし、
尻尾が垂れ下がっていたら幸せで、リラックスしている状態です。
こうした、尻尾に関するカーミングシグナルを知ることで、
愛犬の感情が理解出来てきたのではないでしょうか?
これからも他のカーミングシグナルについて解説しますので、
また次回をよろしくお願いいたします(*^-^*)
最後まで読んでくれてありがとうございます♪
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