原材料でフードの良し悪しが判断できる!?
前回はペットフードをちゃんと選ばないと大変だよ!という話をしたので、
もし前の記事を見ていない方は⇓コチラからご覧ください。
今回は実際にフードの選び方を具体的に説明します(*^-^*)
では、フードを選ぶ時にどこを見るかというとペットフードの背面や横に記載されている
『原材料名』です!
ペット用フードに限らず、人間用の食べ物にも必ず『原材料』の一覧がありますね。
これは「食品表示法」っていう法律で決まっているからなんです。
だから例えば、表示に嘘や間違いがあったりすると重い罰則があるので、メーカーさんも気を付けて記載しています。
実際に写真で使用しているのは、『アーテミス フレッシュミックス』というフードですが、個人的には品質が良かったり、値段がお手頃だったりとおススメのフードだったりします。
良かったらAmazonでも取り扱いがあるのでクリックしてみてください。
では、この原材料名の項目で何を見るかというと
【原材料を見て判断できること】
①使用している原材料のチェック
②表示されている原材料の順番
③アレルギー物質のチェック
等の確認が可能になります。
では、実際にどの様にして確認しているのか見てみましょう(*^-^*)
①使用している原材料のチェック
まず①使用している原材料のチェックですね♪
ここの『原材料名』の欄には使用している原材料の一覧が記載されています。
料理に例えると、『料理のレシピ』が記載されているイメージですね。
では『原材料名』で何をチェックするかというと、「小麦」や「トウモロコシ」を使用しているかどうかです!
もしも購入しようとしているペットフードに「小麦」「トウモロコシ」「穀類」「〇〇グルテンミール」などの表示があったら購入は控えたほうが良いかもしれません。
◆なぜ『小麦』や『トウモロコシ』を避けるのか?
それは、③のアレルギー物質のチェックにもつながるのですが、
小麦やトウモロコシの様な穀物は、犬にとってはあまり必要のない食品になるからです。
例えば、人間であれば唾液に『アミラーゼ』という酵素が含まれているために、咀嚼している時に穀物に含まれる炭水化物(でんぷん)をブドウ糖へと分解して、消化吸収しやすい様になっています。
それに比べ犬の場合は唾液中に『アミラーゼ』が含まれていないため、過剰な穀物の摂取は内臓に負担をかけて、消化不良やアレルギー症状を引き起こすことがあります。
そのため、「小麦」や「トウモロコシ」などの穀物の摂取を抑えることで、アレルギー症状を予防できるだけではなく、排泄物の量や回数を減らすことにもつながります。
実際に上の写真の『原材料名』には小麦・トウモロコシの記載はないので
この時点でとりあえず第一段階はクリアとなります。
なんで犬は穀物を消化できないのに、小麦やトウモロコシって使用しているの?
という疑問を持つ人もいると思います。
その理由は、『ペットフードの単価を安く抑えるため』であることが多いです。
小麦やトウモロコシなどの穀物は原料の中でも比較的原価が安い原材料になるので、多くのメーカーで好まれて使用されています。
そのため、ペットフードやおやつを購入する際は、『原材料名』をしっかりとチェックして、穀物の過剰摂取は控えるように気を付けてあげる必要があります。
では、次に②表示されている原材料の順番について説明をしていきましょう。
②表示されている原材料の順番
原材料の項目で表示されている原料は、あるルールのもと順番が決まっています。
それは、『水分を抜いた状態で計測される原料の量』の順番に表示されているということです。
では例として、実際に存在するドッグフードの原材料を表示します。
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、パン粉、コーングルテンフィード等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフパウダー、ササミパウダー等)、植物性油脂、豆類(脱脂大豆、大豆エキス)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)・・・・
と表示されているペットフードが実在します。
原材料名は『水分を抜いた状態で計測される原料の量』の順番に表示されているので、多い順に改めて書き出すと
穀類、肉類、植物油脂、豆類、野菜類・・・の順番に使用されているのが分かりますね。
これを①原材料のチェックのルールで考えてみると、
どれだけ穀物を使用しているんだろう?💦
って感じますよね?
どのくらい使用しているのかは分からないけど、穀物をメインにして作られているフードということは理解できると思います。
そう感じてくれたなら、皆さんのフードを選ぶ能力が≪レベルアップ✨≫した証拠です!
まだ理解できないわ💦
という方も大丈夫です!これから解説します!!
この表示されている原材料は入っている量の順番に書かれていますが、最初に記載されているのは穀類となっています。
この穀類という表示は、穀物全般という意味なので小麦やパン粉やトウモロコシなどを使用しているのが分かります。
更に(かっこ)で記載されているのは、穀類の中で入っている順番を表していますのでトウモロコシが一番多い原材料だということがわかります。
そしてこの実在するペットフードが穀物をメインで使用していることは、ここで確認できる訳ですが、犬は穀物を消化できないため、
穀物をメインにしている時点で犬には合わないフードだと確認できると思います。
穀物が入っていてもいいんじゃないの?
という方もいると思いますが、そもそも食事は栄養の補給を目的に行うので、
消化吸収が悪いものをメインにしている時点で、過度に与えることは避けたほうが良いを思います。
ましてやトウモロコシは人間でも消化しにくく、消化酵素を持たない犬にとっては
どれだけの栄養を吸収できるのか疑問です。
ペットの健康を考えるなら、
消化吸収がし易くって新鮮な素材を使用したフードを選ぶのが良いでしょう!!
③アレルギー物質のチェック
③アレルギー物質のチェックの説明になります。
食べ物のアレルギーというのは、その子によって違いますので
このフードは絶対大丈夫!!というのは基本的にはありません。
ですので今回の記事では『犬がアレルギー起こしやすい原材料』や『比較的安全な原材料』について解説を行います。
◆アレルギーが出やすい原材料とは?
犬にとってアレルギーが出やすい原料というものがあります。
それは頻繁に摂取される食品です!
つまりペットフードやおやつで良く使用されている原材料ということです!
具体的には、「小麦」・「トウモロコシ」・「穀類」・「〇〇グルテンミール」・「チキン」などが良く好まれて使用されているので、気を付けてあげると良いと思います。
例えば人間の食事の場合、様々な栄養を摂取するために朝・昼・晩と違う食品を摂取していると思います。
例えば、
【人間の食事例】
・(朝)ゴハンとみそ汁
・(昼)パスタにコンソメスープにサラダ
・(夜)ゴハンにステーキ
など様々な食品を摂取します。
原材料にすると、米、みそ、小麦粉、チキンエキス、野菜、肉など豊富な食事をしていることになります。
しかも、毎日食事内容は変化するので、毎日様々な食材を摂取することになります。
しかしペットの場合は、販売されているフードが『総合栄養食』とされているため、基本的は水+ペットフードで栄養が足りる様に出来ています。
そのため、ペットフードの原料を毎日・毎食摂取するので
【ペットの食事例】
・(朝)ペットフード
・(昼)ペットフード
・(夜)ペットフード
となります。
これは復習にもなりますが、犬や猫は穀物の消化酵素を持たないので
穀物をメインにしたフードは身体に負担を与え、さまざまな健康被害を及ぼすこともあります。
例えば、穀物をメインにしたフードの場合
・(朝)ペットフード(穀物)
・(昼)ペットフード(穀物)
・(夜)ペットフード(穀物)
と表示すると、そのフードがいかにペットに負担を強いているか分かりやすくなると思います。
しかも小麦やトウモロコシといった穀物やチキンは、ペットフードだけではなく、おやつ、缶詰、パウチ食品など幅広く使用されているので、意識的に除外していかないと簡単に過剰摂取になってしまいます。
◆アレルギーが出にくい原材料とは
では、『アレルギーが出にくい原材料』とは何でしょうか?
あまり使用されていない原材料が比較的アレルギーが出にくい原材料となります。
具体例としては、タンパク質として「魚」「ポーク」「牛肉」「ダック」などのタンパク源はあまり使用されていないので、比較的安心して与えられます。
上記のタンパク源を使用しているドッグフードとして
【デイリーフォルツァ】がおススメになります!
では、アレルギーが出ないようにするためにはどうすれば良いのか?
『様々な食材を使用しているフードを使用する』ことを推奨します。
ペットフードの中には、様々な原料で作られているペットフードが存在します。
前回おススメしたペットフードもその一つですね(*^-^*)
ざっと見る限り、チキンをメインにして、ターキー、サーモン、野菜、果物、ミネラル類
などが幅広く使用していることが分かりますね。
食材を幅広く使用しているフードであれば、人間が肉や野菜のオードブルセットを食べているのと
同じになるので朝・昼・晩が同じであっても健康に過ごせそうですよね?
じゃあ、このフードだけで一生安泰だね!
となるかといえば、そうではありません!
何故ならひとつのペットフードを続けて摂取し続けてしまうと、そのフードの何かしらの原料にアレルギー反応を起こすことがあるためです。
そのため、ペットフードを与える時は、『フードローテーション』を心がけると良いでしょう!
『フードローテーション』については次回詳しく記載しますので、良ければコチラをご覧ください(*^-^*)
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