ペットを飼っていると、時折アレルギー症状が現れることがあります。
その症状は様々ですが、主な症状として
●皮膚の炎症・痒み
●鼻水
●体調不良
などに至るまで幅広い症状が起こります。
そんなアレルギー症状の原因は様々ですが、もし『食べ物』や『ハウスダスト』が原因であるなら飼い主である皆さん自身で対応することが可能です。
今回は
について分かりやすく解説していきます。
飼い主として、ペットの健康管理は重要な役割です!
アレルギーの仕組みや対策方法を知ることで、健康管理はグッとしやすくなりますし、健康的に過ごすことで動物病院へ通う頻度を減らしたり、QOL(生活品質)の向上も目指せます。
今回の内容を知ったうえで、普段のペットの身の回りの環境整備や、ペットフード&オヤツを見直してみましょう。
1.アレルギーの仕組み
まずは簡単にアレルギーがどうして起こるのかについて解説します。
アレルギーは、免疫機能が異常な反応を示す状態のことです。
本来、免疫機能は身体を異物(ウイルス・細菌)から守る働きを持っていますが、アレルギーの場合は、免疫機能が本来なら害のない物質を異物(アレルゲン)とみなし、過剰に反応している状態です。
つまり免疫機能が過剰に反応しているために、様々な症状が現れるのです。
◆アレルギーが起こる仕組み
アレルギー反応は、特定の抗体であるIgE(イグイー)抗体と呼ばれるものが関与しています。
アレルギーになりやすい人は、体内でこのIgE抗体を過剰に生成しやすいとされています。これにより、普通は害のないアレルゲンと呼ばれる物質に対しても、身体が異常な反応を示すのです。
具体例として、花粉症がどのようにしてアレルギー反応が起きているのか見てみましょう。
アレルギー反応の具体例
例えば花粉症の場合、花粉がアレルギー反応を引き起こす典型的なケースです。
アレルギー体質の人が花粉に触れると、免疫機能が花粉を異物(アレルゲン)とみなしてIgE抗体を生成します。
次に同じ花粉(アレルゲン)が再び体内に入ると、マスト細胞(肥満細胞)と呼ばれる免疫細胞がIgE抗体によって活性化され、マスト細胞からヒスタミンという物質が放出されます。
マスト細胞から放出されたヒスタミンは、三叉神経という神経組織を活性化させクシャミや鼻水の分泌を促進します。
これが花粉症によってクシャミや鼻水、目の痒み等の症状を引き起こす仕組みです。
2.アレルギー症状のサイン
アレルギーの仕組みは何となくわかったと思いますので、実際にペットがアレルギーを起こした際に、どのような症状を表すのか具体例を見てみましょう。
健康管理の上でペットがアレルギーに悩まされているかどうかを見極めることはとても重要です!以下は、ペットのアレルギー症状の一般的なサインです。
≪アレルギー症状例≫
①炎症と痒みによる行動
②皮膚の発疹や赤み
③クシャミや鼻水
④食欲不振や嘔吐
①炎症と痒みによる行動
まずは分かりやすい例として、『全身を痒がる』症状があげられます。
ペットが全身を痒がったり、頻繁に身体を舐める行動が見られる場合には、アレルギー反応の可能性があります。
症状が悪化した場合には、自分の身体を噛んで(自噛症)出血することもあります。
対策方法
あまりにも痒がったり、身体を噛む場合には『エリザベスカラー』があるととても便利です。
動物病院などでよく見かけると思いますが、あのエリマキトカゲみたいな道具のことです。
トリマーさんは、爪切りを嫌がる子等に使用するよ
エリザベスカラーをしていると、口や歯が身体に届かないので身体を噛んだり、顔周りを引っ掻くことがなくなるので症状の悪化を防ぐことができます。
エリザベスカラーをしたままでも大丈夫なので、痒がる時には病院で診察を受けましょう。
②皮膚の発疹や赤み
アレルギー反応が皮膚に影響を与えることがあり、発疹や赤みが見られる場合があります。
こうした症状の場合は痒みが出ることも多いので、ペットがしきりに痒がっている場合には被毛をかき分けて皮膚の状態を確認してください。
対策方法
症状が軽い場合には、湿らせたタオルで拭いてあげると緩和することがあります。
皮膚の炎症がひどい場合には『ステロイド』などの薬が必要な場合があります。
全身を痒がるなど症状がひどい場合には動物病院で診察してもらいましょう。
③くしゃみや鼻水
ペットがクシャミや鼻水をよく出す場合、花粉症やハウスダストなどのアレルギーが原因である可能性があります。
対策方法
花粉症の場合は特定の季節で症状が現れますが、ハウスダストの場合は室内のホコリやダニなどで症状が現れますので、
●ペットを別の部屋に移して掃除機をかける
●空気清浄機で室内の花粉やハウスダストを除去する
などの方法で緩和できる可能性があります。
おススメの空気清浄機は、
コチラの空気清浄機は、SHARPの特許技術である『プラズマクラスター』が空気中のカビや浮遊菌を抑制してくれるそうです。
また花粉を壁や服に付着しにくくしてくれるので、屋外の花粉を室内に持ち込むのを抑制し、高性能フィルターが花粉もしっかり集塵してくれます。
プラズマクラスターの詳細はSHARPの公式ページにてご確認ください。
④食欲不振や嘔吐
アレルギーが原因で胃腸に影響を与え、食欲不振や嘔吐が見られることがあります。
特に小麦・トウモロコシなどの穀物はグルテンアレルギーを引き起こし、腸管が炎症を引き起こす場合があるので、摂取する際は注意が必要です。
3.ペットのアレルギーに効果的なケア
ペットのアレルギー症状が様々なのは分かったと思いますので、次は実際にアレルギー症状にどのように対処すればいいのか解説していきます。
具体的は以下の対処法を考慮すると良いでしょう。
≪アレルギーのケア方法4選≫
①獣医師の診断を受ける
②適切な食事管理
③清潔な環境を維持
④アレルギー対策のサプリメント
①獣医師の診断を受ける
アレルギー症状が続く場合、専門の獣医師に相談しましょう。
おススメの動物病院の特徴としては
(1)かかりつけの動物病院
(2)説明が丁寧で相談しやすい
(3)口コミやレビューの評価が高い
これらの条件を満たす動物病院がおススメです。
正確な診断は適切な治療の出発点ですので、これらの条件がなぜおススメなのか解説していきます。
(1)かかりつけの動物病院
普段から通っているかかりつけの動物病院であれば、普段の体調や病歴などのデータが揃っているので、迅速で正確な診断が可能です。
またアレルギー症状は定期的に繰り返す傾向にあるので、かかりつけの動物病院でアレルギーの状態について認識してもらうことで今後の対応もしてもらい易くなります。
(2)説明が丁寧で相談しやすい
動物病院で治療を受ける際に、どのような治療を受けているのか分からないままだと不安を感じる飼い主さんもいると思います。
かかりつけの動物病院であればお互いにある程度の信頼があると思いますが、初めての動物病院の場合は治療に関する説明のあるなしでは、やはり安心感が違います。
もし担当の獣医師さんの説明が丁寧で分かりやすいと感じたら、相性がいい可能性がありますので今後のかかりつけの動物病院として検討するといいでしょう!
(3)口コミやレビューの評価が高い
これから動物病院を検討する際に周りの人の口コミやレビューは参考にする価値があります。
参考にする際は
●総合レビュー数(なるべく多い方が良い)
●レビュー内容(具体的なコメントかどうか)
●レビューされた時期(新しいほど良い)
これらの項目を参考にしてみるといいと思います。
②適切な食事管理
食物アレルギーが疑われる場合は、特定の食品を除外するなどの食事管理が必要です。専門のペットフードを検討するのも一つの手段です。
ペットがアレルギーを起こしやすい食べ物としては
●小麦・トウモロコシなどの穀物(グルテン)
●チキン(多くのペットフードやオヤツに使用されている為)
●劣化(酸化)したタンパク質
これらの条件のペットフードを与えている場合にはアレルギーを起こす可能性が高いです。
食べ物アレルギーの子にフードをあげる際は
●小麦・トウモロコシを使用していない(グルテンフリー)
●チキンを避ける(過剰摂取に気を付ける)
●なるべく新鮮な食材を使用する(ヒューマンクオリティ)
これらの条件を満たすペットフードを選らんであげるといいでしょう!
アレルギーを考慮したフードとして
がおススメです!
フードコンセプト
・マイタケ・朝鮮人参・パイナップル・ザクロなど愛犬の毎日の健康維持に役立つ贅沢な健康素材を追加。
・胃腸の健康が気になるワンちゃんや、魚油使用で皮膚被毛の健康が気になるワンちゃんにもオススメです。
・化学残留質に配慮したタンパクを単一に使用しています。
原材料
成分値
Hug店長の評価&解説
私も愛用しているペットフードです!食いつきも良好ですよ♪
デイリーフォルツァはタンパク質を一種類だけを使用して作られている、『シングルプロテイン』のペットフードです。
タンパク質を一種類にすることでアレルギーのを起こしにくくしています。また使用しているタンパク源もホース(馬肉)を使用しており、これも低アレルゲンの食材となっています。
個人的にも良く購入して使用していることと、お店でもよく売れているペットフードなので是非試してみてください。
③清潔な環境を維持
アレルギー症状を和らげるためには、ペットの周りの環境を清潔に保つことが重要です。
ペットの身の回りを清潔にするメリットとしては
●ハウスダストなどのアレルゲンを除去できる
●ノミ・ダニなどの寄生虫を予防できる
●衛生的に過ごせる
などのメリットがあります。
アレルギーというのは食べ物だけではなく、花粉やハウスダストなどを原因とするものも多いです。
身の回りを清潔にすることで、こうしたアレルゲンを除去し症状を予防・緩和することができます。
ペットの身の回りを掃除する時におススメの道具として
がおススメです!
バイオフレッシュとは?
バイオフレッシュの特徴
バイオフレッシュの最大の特徴は、『低刺激&抗菌力』にあります。
低刺激の理由としては
●アルコールを使用していない
●ジデシルジモニウムクロリド、塩化ベンザルコニウムを主軸としている
の二つが理由として挙げられます。
また独自の特許技術により、バイオフレッシュをスプレーした所は24時間菌が繁殖しないという抗菌効果もあります。
●ジデシルジモニウムクロリド、塩化ベンザルコニウムとは?
この二つの成分は聞きなれないと思いますが、お医者さんが手術前に手を洗う『逆性石鹸』と呼ばれるものと同じ成分となります。
通常の石鹸というのは汗や皮脂・油などと反応し、泡立ちながら水と混ざり合う働き(洗浄効果)があるのに対し、
逆性石鹸はカビや細菌などを引き寄せ、それらの細胞を変質させる働き(殺菌作用)がありますが、洗浄力がないという性質があります。
そのため洗浄を行った後にバイオフレッシュを使用することで、より効果的に除菌・消臭ができます。
バイオフレッシュの使用方法
バイオフレッシュはスプレータイプの除菌・消臭剤になるので、とても使いやすいです。
また低刺激なのでペットの身の回りだけではなく、テーブルの上や、台所、車のシート、ペットに直接使用することも出来ます。
おススメの使用方法としては、
●ペットの排泄後の消臭&除菌
●お散歩後の足裏
●ペットの寝具の除菌
医療現場や世界遺産にも使用されている『プロ仕様』の除菌剤なので、ぜひご家庭でも試してみてください!!
≪スプレー本体 500ml≫
すぐに使えるスプレーボトルタイプです。
≪詰め替え 400ml ≫
詰め替えタイプになります。本体に比べるとかなり低価格になります。
≪業務用サイズ(濃縮タイプ)≫
一見高額に見えますが、濃縮タイプになります。使用する時は8倍に薄めて使用します。
店舗で使用する時や、大量に必要ならコチラがおススメです!
定期的な掃除やペットの寝床の清潔を心がけて、健康的な生活を目指しましょう(^^♪
④アレルギー対策のサプリメント
獣医師の指導のもと、アレルギー症状を緩和するためのサプリメントを検討することも一つの方法です。
アレルギーに効果があるとされているサプリメントや成分について見てみましょう。
アレルギーに効果があるとされる成分
≪アレルギーに効果があるとされる成分≫
●多価不飽和脂肪酸
●ビタミンA
●ビタミンC
●カテキン
●乳酸菌
では、これらがどうして効果的なのかについて解説していきます。
●多価不飽和脂肪酸
必須脂肪酸である「EPA」や「DHA」は、抗アレルギー作用だけではなく、抗炎症作用や血栓防止といった効果も見込めるというデータがあり、健康維持・促進に大きく寄与します。
主に青魚(サバ・サンマ・イワシ等)・鮎・鮭・亜麻仁油などに含まれています。
EPA・DHAを簡単に摂取できるおススメのサプリメント
こちらの『毎日一緒』というサプリメントには、
の7つの栄養が含まれています。
●ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。
意識的に摂取することでアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎を緩和・予防に効果があるとされています。また、目の機能維持や発育促進にも関わっていることもポイントです。
●ビタミンC
ビタミンCはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを抑えるとともに、免疫機能を向上させることができます。
ビタミンA&ビタミンCの摂取におススメのサプリメント
◆10種類のビタミンをバランスよく配合。ワンちゃんの健康の基本をしっかりサポートします。
◆栄養バランスがとれているか不安、などお悩みがある飼い主さんとワンちゃんにおすすめです。
◆おやつ感覚で与えられるよう、味はワンちゃん好みのチキン&ポーク風味に仕上げました。
◆ヒューマンクオリティのサプリメントです。(※犬猫以外には与えないでください)
●カテキン
カテキンはポリフェノールの一種であり、お茶に含まれる渋み・苦み成分です。
カテキンも摂取すると、アレルギー反応の抑制効果を発揮します。マスト細胞の活性化を抑えて、ヒスタミンが放出されないよう働きかけることで、鼻づまりや目のかゆみなどの症状を緩和するというメカニズムです。
●乳酸菌
アレルギーは免疫の過剰反応によって発生するため、免疫を正常に保つことも大切です。
免疫機能に関する細胞・抗体の6割は“腸”に集結しているので、腸内環境を整えることがアレルギー症状の緩和につながります。
カテキン&乳酸菌を簡単に摂取できるサプリメント
◆生きた乳酸菌配合、歯みがきが嫌いなペットにもオーラルケアがおいしく楽しいご褒美に!
◆生きた乳酸菌WB2000と茶カテキンを配合したパウダータイプのペット用オーラルケアサプリ。パウダーなので、そのままでも水で練ってもごはんにかけてもおいしく召し上がれます。
まとめ
≪今回の記事内容のまとめ≫
1.アレルギーの仕組み
2.アレルギー症状のサイン
3.ペットのアレルギーに効果的なケア
1.アレルギーの仕組み
アレルギー体質の場合、体内に異物(アレルゲン)が侵入するとIgE抗体ができる。このIgE抗体によりヒスタミンが放出されアレルギーが起こる。
2.アレルギー症状のサイン
≪アレルギー症状例≫
①炎症と痒みによる行動
②皮膚の発疹や赤み
③クシャミや鼻水
④食欲不振や嘔吐
3.ペットのアレルギーに効果的なケア
≪アレルギーのケア方法4選≫
①獣医師の診断を受ける
②適切な食事管理
③清潔な環境を維持
④アレルギー対策のサプリメント
ペットのアレルギー症状に気づいたら、早めに獣医師の診断を受け、適切なケアを提供しましょう。
食事管理や環境の清潔維持は、ペットのアレルギー管理において効果的な手段となります。
飼い主として、ペットの健康をサポートすることが幸せなペットライフを送るための第一歩となりますので、ぜひ実践してみましょう!
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