どうも10年以上現役トリマーをしている『Hug店長』です(*^-^*)
今回はトリマーになるためには、どうすればいいの?
ということについて詳しく解説していきます。
【トリマーになる方法】
①専門学校に入学する
②プロに弟子入り
③自宅のペットで練習
おおよそこの3パターンになると思います。
では、それぞれ詳しく解説します!
①専門学校に入学する
1番おススメの方法が『専門学校』への入学ですね!
学校に入学すると、現場で活躍するための知識や経験を、教師というプロからしっかり学ぶことが出来ます。
トリミングの専門学校の場合は、「ペット美容科」や「トリマー科」という学科名で募集をしていると思います。
専門学校には、法律上で特定のカリキュラムを備えている『認可校』と、学校独自のカリキュラムを組んでいる『無認可校』の2つがあります。
この認可は法律で決められた教師の数や、授業の時間などの項目をクリアしている学校に対して文部科学省から認可を貰っているかどうかの違いになります。
基本的には認可校を選ぶことをおススメしますが、場合によっては無認可校の方が就職に強いことがあります。
認可校は法律の関係上、座学(教室での勉強)の時間を一定時間以上設けなければいけないのに対して、無認可校の場合はトリミングの実践においてのみ学校の時間を使うということがあります。
そのため、純粋にトリマーとしての就職を考えると無認可校でもしっかりと学べることがありますが、もしトリマー以外の就職も考慮したい場合は、ちゃんと資格を取ることが出来る認可校に進学することで、就職への道が広くなると思います。
●専門学校を選ぶときの注意点
先ほど述べた「認可」「無認可」についても大事ですが、次に見るべきところについてアドバイスです。
就職成功率
学校のプロフィールに就職率について記載があると思います。
この就職率は学校の評判、生徒の質、授業の充実度によって左右されるので、就職率は高い学校を選ぶとよいと思います。
就職先
就職率の確認の後は、実際に就職している就職先についてもちゃんと確認しましょう!
学校によって動物病院の就職(トリマーとして)に強かったり、ホームセンターに強かったり、個人事業のペットサロンに強かったりします。
自分が考えるトリミングスタイルを、しっかり考えて自分に合った就職先を選びましょう!
取得できる資格
トリミングの学校であっても、その学校によって取得できる資格は違ったりします。
特に注目したい資格は
『JKCトリマー試験』『愛玩動物飼養管理士』はあると良い資格になると思います。
では、それぞれの資格について説明します。
〜JKCトリマー試験〜
『JKCトリマー試験』とは、JKC(ジャパン ケンネル クラブ)の略称で、ペットの血統書などを発行している大きい協会になります。
この協会の試験は全国的に有名でランクよって合格率は変わりますが、資格を持っていることで就職に有利に働くことが多いです。
ただし、更新にはお金がかかるので就職後は更新しないで資格を無効になるトリマーさんも多いですが、とりあえず取れるなら取得可能な学校を選ぶと良いと思います。
〜愛玩動物飼養管理士〜
『愛玩動物飼養管理士』は以前は、就職にあまり関係がないと言われることもありましたが、最近はあると有利になることがあります。
それは、トリミングやペットホテル業などの様にペットを預かる仕事の場合、県から「動物取扱責任者」という許可を一店舗につき一人置かなくてはいけない決まりになっています。
その資格は誰でも良いわけではなく、専門学校を卒業していること、数年間専門職で実務に携わること、動物飼養管理士の資格をもっていること、などの条件がないと許可を取ることが出来ません。
しかし、今後は専門学校を卒業し、尚且つ動物飼養管理士を持つ者となる可能性があるため、就職として有利になることが考えられますし、
場合によっては独立・開業するときに役に立ちます。
後で取得しようと思っても億劫になりがちなので、学生であるうちに資格を取得してしまいましょう!
これらの項目をしっかり見て学校を選ぶことで、就職するときに有利になると思います。
自分に合った就職先に勤められるように、学校を選びましょう(*^-^*)
②プロに弟子入りする
この方法は、脱サラしてトリマーになる場合の手段をして用いられることがあります。
トリマーになる時は資格がなくてもトリマーとして活動することが認められているので、実際に私の知人でも、専門学校に入っていないけど、プロトリマーさんに教わって独立開業したトリマーさんがいます。
ただし、この方法は安い給料で働かせられるなどのリスクがあるので出来れば専門学校への入学をおススメしますが、この方法についても解説していきます。
〜プロ主催のトリミング講習会〜
店舗さんによってはお店のプロトリマーさんが一回¥〇〇というようにチケット制でトリミング技術について説明してくれる所があります。
ということが挙げられます。
〜知り合いのトリマーさんに教えてもらう〜
この方法は、トリマーさんと仲が良かったり、友人関係である場合に実現が可能です。
トリミング技術を教える際は、犬にバリカンをかけたり、ハサミで毛をカットする技術を教える必要があるので、お客様の犬で行うことは出来ません!
そのため、自分のペットをモデル犬にしてトリマーさんに教わる必要があります。
という特徴になります。
いずれにしても、資格がなかったり、専門学校を出ていない点を考えると就職して努めることが難しい点にあります。
自分の技術に自信があるなら、働きながらお金をためて、技術の習得をしながら独立・開業する流れになると思います。
③自宅のペットで練習する
では最後に自宅で練習する方法です。
トリマーになるための、通信教育が実在します。
これは、テキストでトリミングについて学ぶことが出来る内容ですが、デメリットもあるのでここら辺を説明します。
とデメリットが目立つ方法になります。
この通信教育を使用するのは、趣味としてトリミングを楽しみたいというレベル程度だと思います。
現場に出て、トリマーとして働くためには通信教育の内容以外に、実際にトリミングしている様子や、トリミングの精度・技術を独学で学ぶ必要があるので、かなりの覚悟を持って行いましょう。
まとめ
最近は自宅で趣味としてトリミングをする飼い主さんも増えてきました。
ペットの立場からしても飼い主さんに手を掛けてもらえることは喜ばしいことだと思います。
しかし、技術職である以上一定のレベルがないとペットに負担をかけることになります。
トリマーになると、本当に多くの飼い主さんと接点を持つことが出来るので、飼い主さんから学んだり、ペットから多くの事を現場で学ぶこともあります。
私自身、大学を卒業した後に22歳で専門学校に入学したので、周りの同級生(?)とは年齢も離れていてジェネレーションギャップを感じました(笑)
しかし、トリマーになって本当に良かったと思っていますし、これからも生涯トリマーとしての業務に携わるつもりでいます。
このブログで、一人でも多くのトリマーさんが現場で活躍されることを期待します(*^-^*)
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